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10年前 ページ28

桃side

父「のぞむ新しいお兄ちゃんだぞ」

桃「え?」

青「流星です」「よろしくな?のぞむ?」

そう言うと男の子は笑った

父「2人ともこれから仲良くするんだぞ」


桃「お父さんいらない、おれお兄ちゃん

なんていらへん」


父「そういうこと言わんの、お前まえから

一人っ子やから兄弟が欲しいって言ってたやろ?」

桃「せやけど...」


それから俺たちは兄弟になった


青「のぞむ?一緒に帰ろ?」


桃「ごめん、俺友達と帰るから」

青「わかった」


俺は流星を嫌った

なんでかって?


父「なんで、血の繋がってへん流星は

こんなに出来るのに

お前は出来へんねん

藤井家として恥ずかしくないんか...」


桃「ごめんなさい」


あいつが来てから俺はしょっちゅう怒られるように

なったからだ

俺の家は元々お金持ちで

完璧な人間以外求めていない...




でもそんなある日

桃「やばい、お父さんの大事な花瓶を

割ってしもうた」

「どないしよう」


父「ただいま」


桃「おっおかえりさい」

父「どうした?顔色が悪いぞ」

桃「それは...」


俺は後ろに握ってきた花瓶の破片を

ぎゅっとまた握った

「やばい怒られる」もうしょうがない

そう思っていた時

誰かが俺の手から奪った


青「すいません、お父さん俺が花瓶を

割ってしまって」


父「何してんねん!これは藤井家に伝わる大事な

花瓶やってわかっとるやろ?

はぁ、なんでお前なんかを養子に入れたんやろ

二度と俺をお父さんと呼ぶな」


青「すいません」


そう言うとお父さんは寝室へと行った


桃「あの...」

青「なに?」

桃「ごめん、やったのは俺なのに...」

青「ええって、兄弟やろ?」


桃「なっ...」


やっとわかった流星がなぜここまで完璧か

お父さんに嫌われないようにだ


ごめん、流星

別れなくて

あんな酷い言い方して


これからは俺が流星を守るから

そう決意した...

桃side→←もうアタック!!



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作者名:kokoのん x他9人 | 作成日時:2018年5月6日 15時

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