とある研究員の資料 2【実況者】 (ページ19)

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呆れたような口調のくせに、表情はとても楽しげ。

「どうするも何も、あいつらに任せたんでいんじゃない？」

らっだぁは飄々として言う。

「お前にしてはすぐに退くんやな」

金豚きょーは意地の悪い、だが楽しむような笑みを浮かべている。

「そりゃね。俺は神様を崇拝したいだけだから。それに、ここから出られるとか夢物語を描いてる神様を見るのとか、おもろいだろ」
「らっだぁ･････お前マジかよ」
「ﾗﾀﾞｵｸﾝ、一番酷ｲ」

らっだぁの言葉にレウクラウドは心底引いたように、緑色は至極真っ当そうなことを言う。

「いや、お前らの方がやばいだろ」
「お前よりはマシやな」
「神様に酷いことしてるきょーさんには一番言われたくないわ〜」
「まぁまぁ、同等じゃない？」

軽い言い争いをする二人の間に入り込んだコンタミに、らっだぁはひとつ息をついてから声を発する。

「いや、コンちゃんが一番やばいでしょ」
「え〜？んなことないでしょお」

軽やかな笑い声だけがその場に響いていた。
彼らは何も焦っていなかった。
何も、懸念していなかった。

＿＿＿＿＿まるで、これから起きる未来を知っているかのように。