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「消えて困ることなんて無いだろ」
「また見つけ直さなきゃいけないだろ?」

どろりと溶けた瞳が、私は嫌いだ。

「なぜ君たちには逃がすという選択肢が無いのか、甚だ疑問だよ」
「先生を逃したくないからだろ」
「そりゃそうなんだけど・・・・・」

ザ・堂々巡り、とでも言いたくなる会話。

「ま、何はともあれA先生を見つけられたんだからいいじゃん」
「どりみーの功績やな」
「俺ハ先生ノ気配ヲ辿ッタダケ」
「うーん、らっだぁが来るまでまだかかるか?」

私の背にたらりと冷や汗が流れる。私はこの状況から逃げ出せない。だというのに、さらに彼まで来るのか?どうすれば、と逡巡するも良い考えは一向に浮かばない。

「______あれぇ?先生、もう見つかっちゃったの?」

楽しげな、それでいて甘い声は、私に絶望をもたらす。

「・・・・・あぁ、何か問題か?」
「思ったより呆気ないと思っただけ」
「なんだ。不満なのか?」

彼はんーん、と否定する。

「ただ、早すぎると計画が崩れるなぁっていうだけ」
「は?計画・・・・・?」
「さ!A先生、鬼ごっこの続きをしよう!」

私が眉をひそめ抗議の声を上げる前に、らっだぁの乾いた手の鳴る音が響く。

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ばぐのばく(プロフ) - スマホ依存ゴリラさん» ご指摘ありがとうございます・・・・!すっかり忘れてました・・・・ (10月9日 22時) (レス) id: c1506ac0fe (このIDを非表示/違反報告)
スマホ依存ゴリラ(プロフ) - オ.リフラ立ってます....! (10月9日 22時) (レス) @page2 id: 977a8da232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐのばく | 作成日時:2023年10月9日 14時

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