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Aside
ゆっくりと、理子さんと三ちゃんの家に向かうことになった。
はて、私は三ちゃんのことが好きなのか。
幼少期、助けてもらったことにより、強くて素敵な人で...恋をした。しかも、初恋。
当時は黒髪だった彼が、私を必死に守ってくれて...相変わらず、卑怯だけど。
今はどうなんだろう。
かっこよくて、優しくて、でも卑怯で。
でも、よく分からないし、意地悪だし、テッペンだし...。
何より、私に釣り合ってない。
たとえ卑怯でも、乱暴者でも、私は三ちゃんの隣にいるような人ではない。
私なんか、平凡で、東京のスケバンで、可愛くもないし、真面目でもない。
理子さんとかと、お似合いだもんね。
思わず本人の前だが、ため息をする。
私なんか...という言葉があふれでてきて、同時に涙まで目に溜まってきている。
理子「ね、Aちゃんはさ...って泣いてるけど...平気?」
理子さんにいきなり顔を覗かれ、驚く。
こんなみっともない姿、見せたくないという意地があった。
『平気です。あくびしただけ。』
理子「そう...それで、Aちゃんは...三ちゃんのこと、その、あのー...好き?」
『グヘッゴホッゴホッ...ふぇ?』←
理子「だーかーらー!三ちゃんのこと、す、好きなの?」
『...............................いや、別に。憧れの先輩ってだけです。』
理子「そうなのね。じゃあ...私が三ちゃんのことを“もしも”好きだったとしたら...三ちゃんに告白とか、その、してもいいの?」
その言葉に、信じられないくらい胸がドクッと傷んだ。
なんで?なんで?
初恋の人だけど、三ちゃんだって理子さんが好きなんだし、私が諦めるしかないに決まってんじゃん。
理子さんと三ちゃんはお似合いなんだ。
『別に、いいですよ』
自分でも分かるくらい、声が震えた。
私、先帰ります...と小さく言って、私は走って逃げた。
『なんでなの...私、もう諦めないといけないの知ってんのに...もう諦める。三ちゃんのことは、諦めるんだ...私は紅野さんでいいもんね』
走りながら自分で自分に説得するように喋った。
なんでここで紅野さんのことが出てきたかも知らないけれど。
この日は、帰った瞬間ベッドにダイブして、起きたときは、朝だった。
*******
ちょっと距離が出てきますよ...ニヘヘ←
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かんてぃー@奈ノ花(プロフ) - 杏菜さん» ですよねー!三橋さんも伊藤さんも、今日俺では見ない、ダマされた大賞ならではの2人で本当に可愛かったです!YouTubeにほんとに載ってました...! (2018年12月30日 20時) (レス) id: 3f46b2c644 (このIDを非表示/違反報告)
杏菜(プロフ) - ダマされた大賞ほんとに2人が可愛くて死にそうでした… (2018年12月30日 20時) (レス) id: a014dcd910 (このIDを非表示/違反報告)
かんてぃー@奈ノ花(プロフ) - 時神時神@コーラ中毒さん» それはよかったです!あ、メリークリスマス!!! (2018年12月25日 17時) (レス) id: 3f46b2c644 (このIDを非表示/違反報告)
時神時神@コーラ中毒(プロフ) - あぁもう夢主が可愛すぎて死にそうw (2018年12月25日 0時) (レス) id: 6a39446066 (このIDを非表示/違反報告)
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