【そらる】明日を迎えられないとしても。【まふまふ】

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次の日、外は昨日とは違う風景だった。



既に古い建物が並ぶ場所は、何も無い荒野となっていて、ゾクッとしてしまった。



瓦礫も、全てが空へ空へと吸い込まれていく。






誰も外に出るはずがない、そんな日だけど、今日は“登校日”なんだよ。



















｢あ、まふまふ｣


｢そらるさん...｣


｢...よかった、来てくれて｣


｢あのっ！！！｣


｢うん｣


｢...おはよう！｣


｢ああ、おはよう。今日も学校頑張ろうな。｣






教室にはやっぱりだれもいなくて。



二人きりの世界は、広くて儚いものだった。







｢最期の学校だな｣


｢そうですね。｣


｢明日ってないんだな｣


｢...そうですね。｣


｢でも俺は｣


｢でも僕は｣


｢幸せ。｣


｢幸せです。｣


｢まふまふと｣


｢そらるさんと｣







「｢出会えて、本当によかった。｣｣







最期の涙を零した瞬間、目の前が真っ暗になった。







さようなら世界、さようなら明日。




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