年上彼と同居始めました。R.Y

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- ryosuke side -









収録撮影が終わり、楽屋に戻って
時間を確認した




「もう10時…!?」




芸能界なんて不規則な生活だから
決まった時間に帰れる事はあんまり無い。


俺が決めた事で、大事にしたいから




分かってくれ なんて自分勝手な事は
言いたくない。









.









とりあえず、今から帰ると電話しようと
電話帳を開く。


…が、









「携帯の番号聞くの忘れてた…」




家には、家電を置いてなくて
連絡手段が他になくて




メンバーやマネージャーさんに声を掛けて
タクシーを拾って家に向かった。









.









.









.









「ただいまー………Aちゃーん？」




リビングは真っ暗で靴も無かった









…もしかして、帰ってない？




地図分かりずらかった!?

迷子？誘拐？









.









家を飛び出して、
俺が地図に書いた道を走った。




「Aちゃんっ！」




焦った気持ちでちゃんと考えられなくて









住宅街に足を踏み入れていた俺は
明かりのついた家を見て


Aちゃんとあの人が暮らしていた
場所へと足を走らせた









.









.









玄関の鍵は開いていて
中へと入り探すと









小さく丸まり
携帯を握り締めて眠っていた。









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■ 10→←□ 8

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