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『えっ、…す、好きな人!?』
「うん。…一目惚れ、なの」
頬を赤らめて打ち明けてくれた優凪ちゃん
恋バナ なんて初めてで
緊張してしまう
.
「Aちゃんに協力して欲しいんだけど…」
『うん！』
「ほんと？嬉しい！」
『でも、私こういうの初めてだから…
あんまり役に立たないかも、だけど…』
｢大丈夫大丈夫｣と笑顔で言った優凪ちゃん。
.
こんなに可愛い優凪ちゃんが好きになった人だから、きっと素敵な人なんだろうな
.
.
そして、放課後は
当然、優凪ちゃんと帰る。
「…私、Aちゃん家行きたい！行ってもいいかなぁ？」
『えっ、私の家……っていうか…、勝手には多分怒られちゃう』
「…そっか…」
『えっと…、やま…っじゃなくて、お兄さんに聞いてみるね』
｢ありがとう｣と嬉しそうにしている優凪ちゃん。
.
『それより、家に来たいなんて…急にどうしたの？』
「え？…まだ気づいてないの？」
『…？』
「Aちゃんって鈍いんだね。笑
…私の好きな人、お兄さんだもん」
…なんだか、それにモヤッとした。
.
.
.
家に帰ると、仕事だったはずの山田さんが居て
「おかえりー」
と、リビングの方から声がした。
『…今日は遅くなるって言ってませんでした？』
「あぁ、思ったより仕事が早く終わってさ」
『そうなんですね』
優凪ちゃんが家に来たがっている事を山田さんに話そうと近付くと、
山田さんの顔がこっちに向いた。
「夕食さ、外に食べに行かない？」
『………』
「………どうした？」
『…えっ!?いや、何でもないです。』
「じゃあ、着替えてきな」
『はい』
.
さっき、考え事してて
反応遅れちゃった…。
変に思われてないよね
寝室に置かせてもらっている私の洋服。
適当に取って着替えた。
.
もし…2人が上手くいったら…
私は山田さんと一緒に
居られなくなっちゃうのかな
優凪ちゃんが山田さんにとっての1番になって
私は邪魔者…？
この家を出て行かなきゃダメ…？
.
心臓がギュッてなって
息が苦しくなった。
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kr(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2020年9月20日 22時) (
レス) id: 8cc47600f1 (このIDを非表示/違反報告)
46猫‐09.24‐ - 今さらながら、この作品を発見いたしました。なんでもっと早く見つけなかったんだ、と後悔してます。PS,更新頑張って下さい。 (2019年4月1日 22時) (レス) id: 8e4673de66 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - すっごい好きです!! 更新楽しみにしてます!頑張って下さい★ (2018年9月1日 1時) (レス) id: 6a77b959aa (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - ワクワクしながら読ませてもらってます！応援してます！ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2018年6月15日 6時) (レス) id: adcf47046b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田夢見
| 作成日時：2018年6月8日 9時
