手錠プレイ -藤北-

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〜宏光Ｓｉｄｅ〜

今日は、手錠してるからたいの腕枕は無し。

リアル恋人繋ぎで向かい合って眠る。

夜中に目を覚ますと、目の前にたいのドアップ顔。

ｽｩ〜ｽｩ〜。

そして、たいの寝息が聞こえてくる。

ずっと…横に向いてると、体が痛くなるんだよね。

枕してても、このままなのは、たいにとって良くない。

そっと…胸を押して、たいを仰向けにさせる。

でも、すぐに体を横にして、俺を抱きしめてくるから…。

「たい。上向いて」

「…ん…何？」

「ずっと、横向いてたら腰にも体にもよくないよ。体勢変えよ」

「…ん…じゃあ…こうする」

俺を抱きしめて、そのまま上を向くから。

たいの胸に乗っかった俺。

「重いだろ!?」

「ん〜ん…重くない。ひろは…おちびちゃん…だから、平気」

お、おちびっ!?

気にしてることを…っ。

俺はたいの上でうつ伏せ。

目の前に…ぷっくり熟れた唇。

たいの唇…柔らかいんだよな。

そっと、指で触れる。

「んふふ…ひろ…くすぐったい(笑)」

くすぐってないけどｗｗ

触れたい…。


ﾁｭｯ。


「コラｗ」

キスすると、目を覚ましたたい。

「可愛い事しないの( *´艸｀)」

だって…(/ω＼)

「寝込み襲ってる？」

「違うっ」

「…俺をオオカミにさせたいの？(￣ー￣)」

「…変身できないくせに」

「そうだけどｗｗ」

「ほんと、この手錠が邪魔(#^ω^)」

「でも、それも今日で終わり。有馬さんが外してくれるから、もう少しだけ我慢しよ」

「早く…太輔に触れて欲しい」

「俺もひろに触れたいし、たくさん愛してあげたいよ」

「これ外したら…約束ね？」

「うん。約束」

指を絡めて、誓い合う。

「寝たら、あっという間に朝が来るから」

「ん…起こしてごめんね」

「大丈夫…寂しいのは、ひろと一緒」

こんなにくっついてても…寂しい。

たいは…誰よりも俺の気持ちを分かって、寄り添ってくれる。


ｺﾃﾝ。


胸に耳を当てると、心臓の音が聞こえてくる。

「ひろ…寝るよ」

「ん…おやすみ」

ちゃんと、寝なきゃな。

手錠してる手はシーツの上に。

空いてる方の腕が、背中に回る。




たいの温もりを感じながら…俺も眠りについた。

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