オオカミが、嫉妬する時間です -北藤-

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〜太輔Ｓｉｄｅ〜

たいぴーちの被り物を被って、機嫌よくキングで振る舞う俺。

健永がケツ、ニカが脇腹…を触ろうとする気配に振り返る。

ニカには…触られたけど。

弟２人が絡んでセクハラしてくるもんだから、ひろに泣きついた。

見た目は衣装着てるし、メイクもやってカツラも被ってるから、チャラいんだけどｗ

弟２人を説得して戻ってくる時の顔が…かっこいいの(*ﾉωﾉ)

童顔最年長のひろに説得されたから大人しくなるかと思ったら…。

ニカはひろの隣だけど…健永が右隣だ。

左にはわたがいるけど。

振りが難しくて、皆で合わせて四苦八苦してると…。

俺の目の前に立つ健永。

「ガヤさん、それ、触ってもいい？」

先に宣戦布告された。

それとは…被り物。

「わ〜、気持ちいい〜♪」

健永がゴシゴシ触るから、か…体が後ろに反り返りそう。

「や、やめろっ」

「ガヤさん、照れてるの？可愛い〜」

「俺はたいぴーちっ！ガヤって呼ぶなっ」

「ヨシヨシヾ(・ω・｀)」

きっ、聞いてないっ。

「さ、触んなっ」

「ね〜、ぎゅ〜ってして、頬ずりしてもいい〜？」

ほ、頬ずりっ!?

「ダメっ」

「お願〜いっ」

お願いされても無理っ！

こうなったら、ひろに…っ！

健永の魔の手から逃れて、ひろの元に走る。

頭、重…っ！

必死に走って、ひろに体当たり。

「北山〜っ(´;ω;｀)」

「おわっ」

前に倒れそうになるのを踏ん張るひろ。

「北山っ」

チャラ男が振り向く。

「どした？」

「ガヤさ〜んっ」

…迫ってくる健永の声。

ひろのことは、この頭と体で隠せてるみたい。

「ねぇ、顔触らせて〜」

「やだっってばっ」

たいぴの手を掴む健永の手を、ひろが掴んだ。

「ひぃっ」

健永が面白い声と顔を見せる。

「おい…俺の忠告無視すんだな？」

「し…渋ミツさん」

健永がひろを怖がってるｗｗ

「許してください〜」

許さないよ〜だ。

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