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ギラついた目と視線が合った。
小っちゃいひろの背中に隠れる。
「つがい〜？そんなのいるの？本当に〜？」
裕太…って人が、ひろに詰め寄る。
「だから、連れて来ただろ」
「匂いはすごい惹かれるね。だって、いい匂い…っていうか、狂わされる色気の匂いなんだもん」
そう…裕太が言った。
俺の匂いは…人を狂わせる？
「うわ…何、この匂い」
そこに現れたのは…黒髪の男性。
「みつ。その人は？」
笑う時の八重歯が可愛い。
目もキュッて三日月なるし。
「いい匂いだね〜。もっと一緒にいて嗅いでたいな〜」
そう言って、八重歯を見せて笑う…その人の目は、橙色。
やっぱり…怖い。
でも…ひろの家族だから。
俺は…家族に見放されても、この人達には、見捨てられたくない。
たとえ…怖い人でも。
「こいつは次男の渉」
ひろが紹介してくれた。
「渉。こいつは太輔。俺の番。手出すなよ。裕太もだ」
ひろは…どうして、俺を家族に紹介するんだろう。
２人と目が合って、キッと睨む。
自分の身は自分で守らなきゃ。
この匂いのせいで、どれだけ恐怖を感じたことか。
「今日は、とりあえずお前らにだけ紹介する。おふくろと親父にはまた違う日に紹介するから。た
い、帰るぞ」
「わっ！」
手を引かれて家を出た。
来た道を黙々と歩く。
ぎゅっと手を握ると、先を行くひろが立ち止まって、手を握り返してくれる。
「ごめんな。怖かっただろ？」
「…俺の方こそ、ごめんね。やっぱり…俺の匂いは、良くないんだね」
「良くないって？」
「…渉って人が言ってたでしょ。俺の匂いは…人を狂わせるって」
「俺は好きだけど？」
「………っ」
「さっき言ったけどさ。頭はクラクラするけど、気持ちのいい匂いだ」
「薬、飲めば、抑えられるから」
「薬、飲んでるのか？」
「…うん。そうしないと、俺、生きてないから」
「…は？」
「この匂いのせいで、ひどいこと、怖いこと、痛いこと、たくさん…されてきたから」
グイッ。
手を引かれて、歩き出す。
さっきより足早に、俺の家に向かう。
「寝室は？」
「え？」
「寝る部屋どこ？」
「…えっと、そこ右に行って、左の手前の部屋…わぁっ」
また、グイグイ手を引かれ、慌てて靴を脱いで中に入る。
寝室に行くと、ベッドに座った。
ひろが、頬を撫でてくる。
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きらら - すごい遅れましたすみません！私は元気ですよんおっ！ほんとですか！？でも体に気をつけてくださいね！ともみさんの作品大好きです！ (2019年4月8日 16時) (
レス) id: 81f6f5054e (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - きららさん» きららさん♪元気ですか？ｗｗ私は元気です( *´艸｀)懐かしい作品を更新しました（*´∀｀*）おめ・がは公開中ですよ〜。あまり間を空けないように頑張ります〜♪♪ (2019年3月22日 7時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - ヒロロさん» こちらも去年の作品を更新か〜ぁ。まぁ、よくこれだけ放置できたな、私ｗまほままさんもヒロロさんも、谷間を気にするんだからｗｗ今のとこは…ない。後で、予告した通り、兄弟間での奪い合いかなぁ。フラグは…悩んでるｗ (2019年3月22日 7時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - あらお・め・が・ですか！新しい感じの小説ですね！いやー楽しみです！ (2018年11月9日 22時) (レス) id: 785ae4dbab (このIDを非表示/違反報告)
ヒロロ(プロフ) - あっ！そうなんだ、ありがとう(*´艸` )なら、安心して読んでいくね〜♪だんだん姫のことが分かってくるねっ！薬が必要なのね…←意味深 ドキドキだぁ(*´艸` ) にしても、兄弟で取り合いあるかもなのヤバイよ〜！イケメンじゃん2人とも！ww (2018年10月25日 22時) (レス) id: ea60697d88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともみ
| 作者ホームページ：http://yaplog.jp/kmft2_kitafuji
作成日時：2018年7月12日 7時
