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「両親が事故で亡くなって…俺はたくさんの親戚の家にたらい回しされて」
太輔がゆっくり話してくれる。
「最後に引き取ってくれた叔父さんが……毎晩、部屋に来て」
そっと、太輔の手を握る。
「…体に触るの」
「………」
「お世話になってるから、ご飯食べさせてもらってるから…我慢してた。夜が怖くて…階段を上って
来る足音聞いたら体が動かなくなって、逆らえなくて…」
距離を詰めて、抱きしめた。
「誰にも言えなくて…高校までお金出してもらった」
「…その後は？ここで一人暮らしするまでどうしてた？」
「卒業したその日…出てくって言ったら暴力振るわれて…逃げて警察に駆け込んだの」
かける言葉が見つからない。
「叔父さんは警察に捕まって…俺はお金を貯めるまで親戚の人に頭を下げて…家に置いてもらいなが
らバイト掛け持ちして、ご飯も食べずに頑張って、頑張って…っ、早く一人になりたくて…っ」
振るえる体を、強く抱きしめる。
「一人暮らししたら眠れるかと思ったけど…今までと変わらず浅い眠りで…一人でいるの望んでたの
に…独りは寂しくて」
「太輔…もう分かったから」
「だから…玉に添いカレのこと聞いて、ひろと出会ったの」
太輔が、俺を抱きしめ返してくれる。
「よく眠れるようになって…ひろのこと考えると苦しくて、ドキドキして…毎日が楽しい。こんなこ
と…初めてなの」
「…俺もだよ。初めて会って、それからずっとお前のことばかり考えてる」
気持ちを吐露した。
「仕事じゃなくて…恋人として、そばにいたい」
「…ひろ？」
もう、気持ちを抑えられない。
「誰にも渡したくない。太輔が好きだ。俺と付き合ってほしい」
告白した。
「太輔の気持ちを聞かせて欲しい」
離れて、表情を伺う。
「…叔父さんに触られた体だけど、いい？」
「お前がいい」
「……ひろが、好き」
その瞬間、俺は幸せを噛みしめた。
続く (更新停止中)
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まゆか(プロフ) - 寝れない理由がわかって、よかったのかな？！みっくんは もう好きが溢れちゃってるし このまま 眠れるようになればいいな (2021年8月15日 21時) (
レス) id: 067fff2370 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - まゆかさん» 更新しましたぁ♪♪みっくんが頭撫でるだけで睡魔が襲ってくるとは…安心しきってますね。心も体もいずれ、すべてを委ねますからぁ( *´艸｀) (2021年7月26日 20時) (レス) id: 77fc09fa45 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - 更新ありかど！よこさん あまーいお説教 よこさんらしい(笑)みっくんで すぐねちゃうたいすけくんは いいね！！また待ってます (2021年5月16日 20時) (レス) id: 067fff2370 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - みゅうさん» みゅうさん♪お久しぶりの挨拶とコメント嬉しいです〜ぅ。いつの間にか更新停止になってましたｗｗふっとお話が湧いて来るので、いつ何の作品が更新されるか私もドキドキしてますｗｗ他の作品も更新頑張りますね♪ (2021年5月16日 14時) (レス) id: 77fc09fa45 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - まゆかさん» 更新停止になってますね〜苦笑いつもコメントありがとうございます。更新しましたよ〜ｗｗ横尾さんのお説教甘い気もするけど、彼には彼の生き方や事情があるのでお許しをｗまた、停止にならないようにします〜( *´艸｀) (2021年5月16日 14時) (レス) id: 77fc09fa45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともみ
| 作者ホームページ：http://yaplog.jp/kmft2_kitafuji
作成日時：2020年6月25日 8時
