添いカレ -北藤-

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「俺の、大事な友達。他人だけど他人以上の存在だから」

真面目なガヤ。

素直なとこも好き。

「そう思うなら尚更、みつに連絡しないとね」

スマホを取り出して…にらめっこｗｗ

「夜に仕事してるなら今は寝てるかも。電話したら起きたばっかでご飯食べてるかも」

いろいろ考えすぎｗｗ

「会って次の日に、馬鹿正直に連絡したら軽い奴だって思われないかな？重たい奴だって思われない

かな？」

顔真っ赤にして必死で…か〜わいい♪

「ガヤは〜、みつのこと好きになったの？」

ストレートに聞いた。

……ﾎﾟｯ。

ガヤ…耳まで真っ赤。

「好きなんだ〜、おちびのみつが♪」

「…人とあんまり関わりたくないんだけど…一人で生きてくの、寂しいから」

そう…人間って自分勝手だよね。

なるべく他人と関わりたくない。でも…独りは寂しい。

だからこそ…面倒くさくても、関わり合いを持つんだ。

「仕事で会って、回数重ねて質問してみたら？」

「規則で質問は3つまで、でしょ」

「だから、毎日仕事入れて来てもらえばいいじゃない。みつのこと知れるし、ガヤ自身も眠れるし一

石二鳥じゃん♪」

「…そう、かな」

昼休みが終わり、午後の講義が終わっても。

ガヤは電話できないままスマホを握りしめていたｗｗ

「ガ〜ヤ。まだ電話してないの？」

「だって…」

「仕事、早く入れないと会えないよ？」

「え？」

「みつ、小っちゃいけど指名多いんだよ？」

「早くしなきゃっ！」

背中を押したつもりだったけど…一言余計だった？(∀｀*ゞ)ｴﾍﾍ

仕事先に直行。

みつはもう先に出勤してた。

ガヤのことを聞いたら、食いついてきた。

まさかの俺の友達だって言ったら驚いてるし。

速攻で寝たって聞いて、俺も驚き返すｗｗ

浅い眠りを繰り返してきたガヤの人生に、みつが寄り添うことで…深い眠りを取れればいいな。

独りという寂しさも…みつが埋め尽くしてくれれば…。

「みつ。指名だ」

ワッターがみつを呼ぶ。

「相手は？」

みつが聞く。

「昨日の子だよ」

ガヤ、メールしたんだね♪

「やった！」

みつがガッツポーズ。




まさか…２人は両想い？

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