たいぴを守ってくれる、ひろのおっきな愛 -北藤-

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鳥の囀る声。

ポカポカ陽気。

子供の楽しそうな声。

平和だ〜(´∀｀)

そのうち、姫の首が上下に揺れ始めた。

「姫、眠いんだろ？膝貸すから寝ていいよ」

「…だいじょぶ…眠く、ない…」

もう、声が夢の中に旅立とうとしてるしｗｗ

「ほら、遠慮すんな」

肩を引き寄せて、頭を膝に置いた。

髪を撫でると…もう夢の中。

可愛いな〜。

自分と一緒にいると、俺のラッキーな運気が下がるとか思ってんだろ？

だから、一人で行けって言ったんだろ？

ちょっとしたドジとタイミングで、自分のせいだなんて…。

「可愛すぎだろ(￣ー￣)」

それにしても、良い天気だな。


空に雲一つない。


晴天。


空気は美味しいし(腹は満たされないけど)


ﾎﾟﾄｯ。


上から降ってきた…毛虫が、姫の服に付いた。

おいおい…姫が嫌いな虫が登場だ。

まぁ、俺も好きではないけど。

虫でもＧでも、姫に近づくやつは排除する。

姫の体を横にして、毛虫さんを下に落とした。

しばらく、外でまったり景色を楽しんでいると…。

小さい…２歳くらいの女の子がそばに来た。

「わぁ…おひめさまだぁ( *´艸｀＊)」

手で口を押さえて、寝ている姫に向かって『お姫様』だと言う。

「おねんねしてるの？」

「ん？そうだね。お日様が気持ちよくて、寝ちゃったみたい」

分かりやすく答える。

「おうじさまのキスでおめめがさめるの？」

お目目って…可愛い言い方ｗ

「そうだよ。王子様のキスで目を覚ますんだよ」

「え〜…みたいなぁ」

「ん…それはちょっと苦笑」

子供には刺激が強すぎる…しかも、ディープな世界だしｗｗ

「明美ちゃんっ！寝てるのに、邪魔しちゃダメでしょっ」

お母さんが女の子を抱きかかえる。

「すみません、気持ちよく寝てらっしゃるのに…」

「ほんとにｗｗ」

会話してても、起きない。

「昨日は、仕事が遅かったので、あまり寝てないのかもしれませんね」

「いい天気ですね〜」

「ほんとに」

ほのぼのとした会話。

「キスマイの藤北さんに似てらっしゃいますね」

お、気づかれた。

藤北さんって(笑)

そりゃそうか。

帽子も何も被ってないしｗｗ

あんまり…言いたくないんだけど。

「本人ですよ」

「え、本当に！？」

「はい苦笑誰のファンですか？」

「玉ちゃんです」

おぅ…藤北じゃなくて、玉派か〜。

「あ、ごめんなさい」

「いえ、大丈夫です。そういうパターンにも慣れてますから」


俺達２人のどっちでもないパターンがねｗｗ

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