君とただ、甘い時間を過ごしたい

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あの後本当に10分後来たタクシーに乗り、ジミンさんから追加で送られてきた地図で交番に到着。






運転手さんにお金を払おうとすると

｢もうお支払い済みです｣

と言われジミンさんの親切さに感動する暇もなく交番の中に入る。



そしたら何やら言い合っているジョングクとジミンさん。









『あ、あの』



JM｢Aさん！！あとは任せました僕は帰りますさようなら。｣



『えっ』







肩をほぐしながら交番を出ていくジミンさんに唖然としていると





｢どちら様でしょうか？｣




とお巡りさんに尋ねられる。



それに ｢僕の彼女です｣ とすかさず答えるジョングクは本当に抜かりない。









『ジョングク、スマホ失くしたって本当？』



JK｢うん…だから落し物で届いてないかって聞いても無いって。今日歩いた道は全部辿ってみんだけど無かったしどうしよう｣



『メールアドレスは引き継げるんだしもう諦めるしかないよ…』







そもそもジョングクはスマホをいじる時間が短いし影響も少ないと思う。


なのに彼は一向に引き下がらない。









『ねぇ、新しいの買お？』



JK｢ううん。｣



『じゃあまた道戻って探すつもり？』



JK｢だって……｣







そしたら俯いて黙り出すからさすがにちょっと怒っちゃいそう。

お巡りさんはこの落し物に関係ないんだし。









『落としてまずい事でもあるの？』



JK｢……いいえ｣



『あるんだ。もう時間も時間だし言ってよ。』



JK｢怒らないでね｣



『うん。』



JK｢…ロック画面Aの寝顔です｣



『……よし、探しに行こう。』








いつ撮ったのジョングク……


お願いだから誰も見てませんように。


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