episode_31 ページ31
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電話が切れてから約5分後。
本当にすぐ来てくれたジミンさんは、ジョングクを軽々と…まではいかないけど平然とした顔で担いで、ベットに寝かせた。
そして今、だだっ広いリビングでジミンさんと紅茶を飲んでいる。
ジミンさん曰くこの家にあるものは、9割勝手に使ったり食べても怒られないらしい。
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JM「あの、、Aさんは今日何しに来てたんですか?」
『…ふ、普通に遊び感覚で、』
JM「こんな時間に?」
『…ごめんなさい』
ジミンさん、見かけによらず結構勘が鋭いっぽい。
JM「そんな、謝ることないです!ジョングクはAさんに会うことが心の癒しなんだろうし。」
『違うんです。私が仕事のストレスでジョングクに当たっちゃって…』
JM「…仕事大変ですか?」
『まぁ、それなりに』
なんだかしんみりとした雰囲気になって、とても気まづい。
そもそもジミンさん初対面だし。
JM「…ジョングクには言わないで欲しいんですけど」
『はい?』
JM「あいつ、まだ若いのに社長やってるじゃないですか。本人は平気な顔で毎日仕事してるけど、本当は親とか周りの人からのプレッシャーに押し潰されそうなんだと思うんです。最近はクマも凄いし今日は早く帰らせたんですけど…限界だったのかな。倒れてしまった。」
ジミンさんのその話を聞いて、ジョングクへの罪悪感がとてつもなく増した。
なんであんなにキツい言い方しちゃったんだろう。
ジョングクには私の辛さ分からないって、逆に私もジョングクの辛さなんて分からないのに。
それでも何も言い返すことなく、最後の最後まで私を気遣ってくれたジョングク。
私は今、何をすべきなんだろう。
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じぇむ。(プロフ) - アさん» 私もです(´ー`) (2020年12月6日 14時) (レス) id: 1f98f488e3 (このIDを非表示/違反報告)
じぇむ。(プロフ) - Yellow8938さん» えぇ、ありがとうございます!!Twitterの方も宜しくお願い致します! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 1f98f488e3 (このIDを非表示/違反報告)
ア - 好きです。 (2020年12月6日 11時) (レス) id: c8605ddb04 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - 朝早くからすみませんいつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて頂きました宜しくお願いします (2020年12月6日 5時) (レス) id: 3fabd8bd69 (このIDを非表示/違反報告)
みさぴょん(プロフ) - すごい面白いです(;_;)早く続きが読みたい!! (2020年10月12日 22時) (レス) id: e02558259b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じぇむ | 作成日時:2020年10月9日 20時