君とただ、甘い時間を過ごしたい

episode_3 ページ3

.



ノリノリで踊ること、1時間。




そろそろ男に声をかけられるかなって思いながらも踊り続けていたら、なにやら入り口の方が騒がしくなる。








｢テヒョンさんの友達が来たって！｣


｢え？全然見えない、｣


｢まって今見えたけど超イケメンだったよ？！｣








あぁ、例の社長さんが来たのか。


てかイケメンなんだ・・・







みんながその社長に釘付けで、ステージに人が居なくなる。


そんなに？私、テヒョンさんほどのイケメンは見たことないけど。






無駄だと分かっていながらも、少しだけ背伸びをして入り口の方を見てみる。









___パチッ









・・・うわぁ、最悪。


めちゃくちゃ目合っちゃったし、なんで？


こんなに離れてても、ちゃんと目が合ったって分かるくらいに交わってしまった。









HN｢A！私の言った通りイケメンだったでしょ？｣


『ヒョナいつの間に居たの(笑) …そうだね、かなりイケメンだね。』


HN｢もうちょい近づこうよ、せっかくだし。｣


『いやいい。別にそこまで興味ないから。』






ヒョナは残念そうに項垂れたけど、すぐに頭を上げて
私だけ見てくる！ と元気に近づいていった。



あの子本当に好奇心旺盛…

.

episode_4→←episode_2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す