ベルガモ (ページ2)

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Aside

料理もだんだんと並びはじめ、合コンらしい王様ゲームがはじまった。

聞いてない。こんなの聞いてない。

そもそもわたしは他の人が来るなんて聞いてないし、ましてや男の子が来るなんて聞いてない。

極力目を合わせないようにして、店員さんがもってくる料理だけに集中してた。

「はい、Aひいて！」

棒みたいなものをあかねに渡される。

『んー？』

‥３番。

「じゃーあ、最初だしね。６番と３番の人10秒間見つめる。で！」

げ。明らかに顔に出たな今。
絶対ばれた

「はい、A３番！」

手をつかまれアハハと苦笑いをし、どうか６番をひいたのがメンバーでありますようにと願ったがそうなるわけもなく。

「俺６番だ。」
と手を上げてきたのはわたしでも顔くらいは知ってる、平野紫耀さんだった。

ちょうど端から端、一番離れた席同士だったから都合がいい。

『ここからでいい。』と言って平然を装った。

「じゃー数えるからね。いーち、にーい‥」

顔整ってんなあ。

ちょっと赤ちゃんぽい。

なに考えてんのかなこの人は‥

「はい、おわ‥
紫耀「連絡先教えてもらってもいいですか」

『は。』

‥いや今の反応は悪かったなやらかした完全にやらかしたまわりの子の目が痛い完全に間違えた。

からの平野さんの目が‥

『や、えっとあの、はい。はい、お願いします？』

と訳のわからぬ返事をして連絡先を交換した。

しにたい。