壊れた男の子…。【忍たま】 (ページ16)

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六十話ページ16

Aside

『ん…、？』

なんだここは…

？「あ、起きたか。あんた忍術学園の生徒？」

誰だこの人…

『…貴方は一体？』

義「俺は…兵庫水軍の義丸だ。」

兵庫水軍…

…普通に第三協栄丸さんしか分からない…。

『義丸さんは俺を助けたんですか…？』

義「勿論だ。

忍術学園の生徒が溺れた所を見てしまってな。

助けたんだ。」

普通は有難いことだけど…

今の俺にとっては

とても邪魔ことをされた気分だ、

どうして…助けたんだよ…

『そうですか、ありがとうございます。』

義「それより…乱太郎とかは元気か？」

…そういえば

兵庫水軍は知らないのか。

今酷い目に合ってることを。

『…元気です。』

義「そうか…今忍術学園で何が起こってんだ
よ」

…何を判断して

どうしてそう思ったんだよ

『いえ、別に何も…』

義「…」

『治療して下さり、

ありがとうございました。

俺はもう行きます。』

義「あぁ、ありがとな」

＿＿＿＿＿＿

忍術学園に戻ってきた。

普通に入って、自分の部屋に戻る。

『ははっ…自分は阿呆なのか…』

池に行く気無かったのに、

行ったり

「自分はこんな目に会いたくない」って

思うぐらいなら

義丸さん、…大人の人に助けを

求めばよかったのに。

どうして自分は阿呆なのか…

分からない、

もう限界が来てんのかな

結構…来てるかも

あれ、自然的に目から涙が…

あれ、…泣いちゃってんのかな

『ｯ…。』

最近分からないことがあるんだ、

自分の存在理由。

だって、色んな人から責められてる。

しかも責められる言葉は

「クズ」「最低」「ゴミ」

とか自分を責める言葉ばかりだ。

しかも誰からも必要としてくれない。

…例え、謝れても

嘘ばっかりだ。

謝れても次の日冷たい対応される。

しかも暴力も振られる。

本当に嘘を吐いてる奴らしか居ない。

信じたくもないし、

もう喋りたくもない。

…はぁ…本当にこのままで良かったのかな

俺なんか…もういらな、い存在だもんな…

誰からも助けてくれない、

相談する相手も居ない…

お願いだから、

誰か助けてよ、