壊れた男の子…。【忍たま】 (ページ13)

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五十七話ページ13

竹「ｯ…それだけ傷付けたんですよ…

俺らは…」

食「俺は結構馬鹿なんだな…

自分の後輩を傷付けて…

しかも初めての後輩に…

俺最低だ…！！！」

竹「俺も…初めての仲間だったのに…

こんな風に傷付けてしまって…

俺も阿呆だなぁ…」

雷「あれ…そこに居たの？」

竹「て、天女様！？」

食「どうかしましたか？」

雷「暫くずっと戻ってこないから

どうかしたのかなって見たんだけど

真逆ねぇ…？Aの元にいるとは…？」

食「ｯ…！！」

海「しかも海加も居ないし…？

巫山戯んじゃないわ」

海「海加は一体何処に居るのかしらねぇ…？」

竹「ｸｿｯ…！！」

竹谷八左ヱ門は天井裏に逃げてしまった…が

雷「逃げても無駄だしね…？」

竹「ｯ…！？」

竹谷八左ヱ門は

色んな人に巻き込まれ、

そして食満留三郎も。

雷「私の能力知ってる〜？」

食「能力だと？」

雷「私の能力は〜？

神から貰った能力でぇ

神を操ることも出来る。

そして妖術をかけることも出来る。

この二つだけよ？」

食「ｸｿがｯ…」

ﾊﾞﾀﾝｯ

この2人は倒れてしまった。

そして…

食「天女様。どうかしましたか？｣

竹「我々が助けましょう。」

雷「ふふ…」

＿＿＿＿＿

海「Aｯ…、」

Aはいつまで経っても

目を覚まさない。

呼吸はちゃんとしているかと

心配して指を首に当てるが…

ちゃんと呼吸はしている。

海「Aｯ…ここで2ヶ月が経ったんだ…

下級生はちゃんと

私が守ってるから安心して。

…ははっ…

私は怪我してないのに…

Aはボロボロなんだよ…

早く目を覚ましてよ」

ﾋﾟｸｯ

海「…A？」

『ｯ…い"っ…』

Aが目を覚ました。

海「Aｯ！！」

『え、あ…み、海加さん…』

海「…ｯ」

Aは目を覚ますと

海加の姿を見て

酷く怯えてしまった。

『どうか、しましたか…？』

海「…ごめんね」

海加は手を伸ばしたら

Aは布団を被って

まるで自分の身を守るようにして

布団を自分自身に覆った。

海「ごめんねｯ…

本当に…殴ったり、切ったりして…！！！」

黒「なんか医務室から凄い音がしたんだんですが…

…A先輩ｯ！！！！」