＊初恋【リスさん】 ページ1
初恋はいつだっただろうか。
「こんにちはリスさん！！私は−−って言うの！」
「また会ったわね、ねぇ？一緒に遊びましょうよ」
ぼんやりとした記憶が頭の中を通り抜ける
「あなたの名前は？」
「特に名前はないよ、ここの住人はみんなそうさ」
「そうなの？じゃあ、リスさんでいいかしら？」
「ああ、その方が覚えやすい」
その日から毎週のように彼女はこの森に訪れた
そうして彼女は必ずどこかに用事があると言った
僕は特に理由を聞かなかった
なぜなら聞く必要が無かったから。
この森に訪れるのを恐れているものもいるが、そんなに多くはないし
何より彼女と一緒にいるのが楽しくて、時間も何もかも忘れてしまうくらいに。
いつの間にか恋に落ちていた
だからだろうか。
僕は彼女のことをほとんど覚えていない
というか、思い出すことが出来ない
まるで絵本のように僕の中で、彼女との思い出は完結してしまわれてしまったように。
その中で唯一はっきりと覚えている言葉がある
「私、結婚するの。赤ちゃんがね、お腹の中にいて。」
これが彼女の最後の言葉だった
もちろん結婚、子供がいる、ということにはかなり驚いたし
内心かなりショックで、よく分からない感情に押しつぶされそうになった
それでも…
彼女が幸せなら。彼女が好きな人といられるなら。
僕の幸せであり、完全に彼女を諦めることもできた
しかし、僕には１つ分からないことがある
さようなら…ではなく、なぜその言葉だったのか。
−−彼女はそれ以来森へ来なくなってしまった
＊
−−時は経ち、僕も結婚し子供が出来た
自慢の奥さんで、僕は本当に幸せだなと思う
子供はやんちゃな兄弟ではあるが、どの子も可愛くて仕方がない
最近はリスの通り道と言って、通行人を困らせているようだけど。
僕は困っている通行人のためにも、たまにリスの道へ行きヒントをあげる
まあ、通行人はほとんどいないけど。
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スザンナ - ネバーランドシンドロームのトートルズ君の小説お願いします (8月14日 0時) (
レス) id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
ノワブラ−α(プロフ) - 正太郎とシロの取り合いってできますか？甘めで、シロは神虫の口調でお願いしたいんですが... (2019年3月16日 12時) (レス) id: cf6ea17fd6 (このIDを非表示/違反報告)
冬樹さくら(プロフ) - リクエストにお答え下さってありがとうございます！確かにケロロ軍曹に冬樹って名前のキャラいましたねw受験頑張ってください！また、更新するまで待ってます！ (2018年8月16日 14時) (レス) id: fbeff1f69b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなぎ(プロフ) - 冬樹さくらさん» 分かりました。書かせていただきます！！ (2018年8月12日 14時) (レス) id: bdeadd4260 (このIDを非表示/違反報告)
冬樹さくら(プロフ) - はい。それであってますよ。 (2018年8月12日 13時) (レス) id: fbeff1f69b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうなぎ。 | 作成日時：2017年12月29日 9時
