唇王子との日常2__

♯8 ページ48

隆弘said









ふーっ。









深呼吸をして…









隆「俺がこの仕事してるからAのこといっぱい不安にさせてきたこともあったし、寂しい思いばっかさせてきた。」









「うん」









「だけど、Aはいっつも大丈夫だよ。の一点張りで意地張って無理ばっかして。なのに俺のこといつも支えてくれてAがいなかったらたぶん俺ダメだと思う。」









隆「口は悪いけど誰よりも優しいこと知ってる。素直じゃないし、甘えベタだし。だけど俺はそんなAが1番かわいいし、一生かけて愛そうと思った女の子だから。だからｯ…」









…………









隆「僕と結婚してください」









そう言い終えて婚約指輪を開けた瞬間









ﾊﾞﾝｯ









花火が上がった。









花火の光に照らされたAの顔は









涙でぐしゃぐしゃに濡れていた。









………









「……ｯｸﾞｽｯよろしく…お願いしますｯ」









隆「ふぅー緊張したあああ」









Aと目が合うと泣きながら笑いあった。









「やだっなんで隆弘が泣いてんのｯ」









隆「あーもういいの！笑」









Aの涙を拭って左手をとる。









はまるかな…だいじょうぶかっ…









「わあっぴったりだ」









目をキラキラさせて指輪を眺めるA。









隆「絶対に幸せにするからね」









「これ以上幸せにされたらわたし死んじゃう笑」









隆「ははっこれからもよろしくね？
俺の愛する奥さん」









「こちらこそよろしくねわたしの旦那さん？」

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