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寝目 ページ1
ドギョム視点
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ある朝、目を覚ますと僕の瞳に写ったものはいつもと少しだけ違う天井だった。
おかしいな。
そう思いつつ寝返りを打つ。
すると身の回りにはいつもと違う寝具。
何なら鼻腔を掠める香りも違う。
やっぱりおかしいな。
寝惚けたままむくりと起き上がると、身体の感覚も何だか違う気がする。
やばいな、風邪でもひいたのか。今日の撮影は何だったかな。無理のないスケジュールだといいけど。
いつもは朝の支度だ何だと騒がしい宿舎も何故か今日は静かだ。
ぼんやりとしたまま洗面台へと向かい、俯いたまま蛇口をひねる。
よし、顔を洗って気を引き締めるぞ。
ざぶざぶと蛇口から勢い良く出る水は冷たい。
1日の始まりを意識させ、ふわふわした感覚を覚醒させてくれる。
そうしてクリアになった思考で顔を上げ鏡を覗くと、僕の代わりに其処にいたのは
A だった。
『えええええええええええ？？？？』
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作者名：スズキ | 作成日時：2020年5月10日 18時
