お願いだ私から離れてくれ【牛島若利】

お願い ページ10

───時は流れてまた春が来た







私は2年生、そろそろ受験について考えなくてはならない






そして可愛い後輩達も入ってくる






五色「藤先輩!!おはようございます！」






──────可愛い……………後輩…………？






五色「教室までお供します!!」







──────。







五色「これで牛島さんより先に藤先輩に会いましたね!!」






このパッツンの1年は五色工



今年バレー部に入った有望部員らしいが



何かしらと牛島をライバル視しており、何故かこうして毎日私に構ってくる。






A「競争心は関心するけど私を巻き込まないでくれるかな」





よく言った私。




そうだ。何故私をターゲットにする





五色「え？だって牛島さんがバレー部以外の生徒で1番話しかけている人藤先輩だけですから」







───嬉しいような虚しいような







A「取り敢えず教室までありがとう。早く自分の教室戻りな」








すると五色は満足げに「はい！」と返事をして踵を返した。









───────ヒソヒソ








さて、私の戦いはここからだ。







『ほら、藤さんまた後輩連れて教室来たよ…』




『バレー部全員と付き合ってるらしいのにどれだけたらし込めば気が済むの…？』




『サイテー…』









女の嫉妬とは醜いものである。

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