お願い ページ4
??side
目を覚ますと、俺は木陰に寝ていた。
額に濡れた布が乗せてあり、
首回りには恐らく氷であっただろう水の入った袋が置いてあった
俺は部活の走り込みで少々無理をして、どうやら倒れてしまったらしい。
一体誰が助けてくれたのだろうか、礼の1つでも言わないといけない。
周りを見ても誰かいる気配はしない。
帰ったのだろうか
A「あれ、目ぇ覚めたんだ」
背後から声が聞こえ、咄嗟に振り向いた。
声の主は女で、俺とそんなに歳が離れていないように見えた。
彼女はアイスを食べながら俺を暫く見下げていた。
すると突然何かを渡された。
これは────アイス?
A「戻って来たときにまだ寝ていたら私が貰うつもりだったんだけどな」
??「……………俺にくれるのか」
A「そのために買ったんだよ。もしかしてチョコ味の方が良かった?」
ありがたくアイスを貰い、食べた
口の中に広がるバニラのアイスは甘かった
話を聞くと倒れた俺を助けたのは彼女らしい
A「………で、なんであんなにフラフラになっても走っていたの?」
??「部活で走っていたんだ」
A「部活ぅ!?鬼だなその部活は」
??「そうか?」
A「そうでしょうよ。だって倒れてでもやる部活なんてブラック同然じゃん。因みに何部?」
??「バレー部だ」
A「へぇ、お疲れ様だな…あっ、母さんに頼まれてた氷が溶けるっ買い直しはイヤだからもう帰るわ。」
と言って彼女は立ち去ろうとした時、俺の方に振り向いて
A「頑張れよ」
と笑顔で俺に言って走って帰った。
────その笑顔は俺の記憶にしっかり刻み込まれた
505人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星乃舞(プロフ) - 毒(^ρ^)さん» な、なんと!!そうでしたか…まだ勉強不足なもので…すみませんでした…訂正させて頂きます!ありがとうございます!! (2018年4月29日 13時) (レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
毒(^ρ^)(プロフ) - こんにちは!いやー、素敵なウシワカ作品をありがとうございます!蛇足です。私は合気道を習っているのですが、基本的には合気道に順位や勝ち負けは無いので、1位よりは初段のような段位で強さを表したほうが良いかと思います。長々と失礼しました… (2018年4月29日 0時) (レス) id: 3e838c5180 (このIDを非表示/違反報告)
星乃舞(プロフ) - 光久さん» いやぁ、前半のハロウィン辺りまでは皆1年下になってる筈なんですよ〜…待って私が間違えたかもしれません謝らなくて大丈夫です!ご報告ありがとうございました! (2018年4月18日 18時) (レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
光久(プロフ) - ??学年違ってませんか…?((気のせいでしたらすみませんスライディング土下座します (2018年4月17日 23時) (レス) id: e249294d0f (このIDを非表示/違反報告)
星乃舞(プロフ) - 翼さん» 神…ですか笑単なる自己満足と勢いで書いているも同然ですが喜んで頂けたのなら良かったです。若様は癒しです尊い(((( (2018年4月16日 20時) (レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星乃舞 | 作成日時:2018年3月17日 12時