Believe in Ranunculus 2 (ページ4)

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42話　No Side ページ4

時は少し過ぎ､

パラパラと破片の落ちる音が衝撃と恐怖に満ちた静かな空間に響き渡る｡

そこに指の関節をポキッと鳴らし立つ真面目な顔の少年は一言

少年｢悪いお前ら………
コイツ(・・・)殴ったら海軍の"大将"が軍艦引っ張って来んだって…………｣

そう言う｡

それに刀を仕舞いながら応えたのは鋭い目付きの剣士｡

剣士｢お前がぶっ飛ばしたせいで

………斬り損ねた………｣

それに続いてその仲間達も､

女｢ハチ!…しっかりして!…まー､ルフィだから仕方ないわ!!｣

紳士｢さて…｣

大男｢＿＿じゃやる事ァ決まって来たな｡｣

大男?｢舞台裏のどっかにあると思うよ!!ケイミーの首輪のカギ!!おれハチの傷診なきゃ!頼むよ!!｣

それぞれ言葉を紡ぎ､各々が平然と動き始める｡

まるで､少年が作り出してしまったその異常な空気に慣れているかのように｡

??｢チャルロス兄さま〜!!!お父上様にも殴られた事などないのに〜!!!｣

??｢おのれ…!!!下々の身分で…よくも息子に手をかけたな!!?｣

この静寂さ保っていた空気は1人の叫びと1人の怒号を合図に人々を混乱の渦にあっという間に引き込んだ｡

声の主は姿さえ見れば誰でも分かる｡

世界の創造主の末裔､"世界貴族"｡

又の名を天竜人と呼ぶ｡