75話。 ページ35
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そこに書かれてあったのは、紛れもない俺たちのことで。
「話のネタ、“今のみんなの印象について”って何すか？！」
「まぁまぁ、詳しくは読んでみて。
悪いことは書かれてないから！」
「う……」
監督さんに丸く抑え込められる綴もようやく、しなりにしなったその柔い矛を収めた。
「えっと、何が書かれてるんですか？」
「ちょっと待ってね、音読する。シトロンが」
「シトロンさんが?!」
「イタルからのお呼びでないだヨ。任せろネ！」
「俺はシトロンをお呼びしたの」
初期からはやや流暢になったシトロンの日本語に頼りをかける。……というか俺が全体的に面倒くさくなっただけだ。
「Aの、春組、の引退」
「しないですよ！？」
「印象な。イン違いだわ」
話が進まない。そう痺れを切らした綴がそのノートを取り上げた。
「もう、話が進まないんで俺が読みますよ」
綴は１つ咳払いをして、
「えーっと、春組個々の印象……。
まず咲也、『かわいい。浄化されます』 ??」
「じょ、うか？
……どういうことですかね？」
「咲也の明るさが、Aの中にある闇かなんかを浄化するんじゃない」
「？ なるほど！」
絶対わかってないだろうな。
咲也の純粋にAの言葉は通じないだろうから。
「次、真澄。
『いづみちゃんの印象しかないです』」
「当たり前。俺は監督あっての俺だから」
「シュークリームネ！！」
「執心」
「“シュウ”しか合ってないじゃないすか！」
シトロンがいると見事に話がトントン拍子にいかない。
「はい次、綴の印象。
『お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかなって思います』だって。良かったね」
「歳とかあるけど、それでいいんすかね……」
綴は、表ではそうは言ったものの、満更でもなさそうな顔をした。
そんな綴は照れたのが尚もバレバレで、さっさと俺の分を読んだ。さっきチラッと見えたけど期待して損した。
「至さんは、『ゲームも程々にしなさい』……」
「ときめきもクソもない説教言葉なんだけど。すみませんとも、心配ありがとうとも言いたくない」
「まぁまぁ……」
綴と大違いすぎる。こういう所が女らしい気遣いできないって思われるんだよ主に俺に。
「最後シトロンさん、『日本語、難しいですよね。わかります』って。は、なんすかこれ！」
「わら。小並感」
「Aは同志ネ！」
「えぇ！そうだったんですか？！」
純粋か。
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はゆー(プロフ) - そーちさん» あっあっ、ありがとうございます…！私には勿体無いお言葉です…！更新、お待たせしてしまい申し訳ございません…！皆無な脳みそひねってネタ出しして、がんばりますね！ (2018年1月9日 17時) (
レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
そーち - とても面白いです。続き楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2018年1月9日 11時) (レス) id: 7dbd32ccfb (このIDを非表示/違反報告)
はゆー(プロフ) - まゆさん» ですよね！！ユニットソング各組しんどすぎて、それぞれ違った発狂になりますよね！(笑) (2017年11月29日 16時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
はゆー(プロフ) - 月美さん» わー…！！そのお気持ち、よく分かります…！！どの組も良いですよね！(*´`) (2017年11月29日 16時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - どの組もそれぞれの発狂する点があるから選びたくないですね！ (2017年11月27日 19時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆー | 作成日時：2017年10月7日 7時
