46話。 ページ1
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なんでもない日。
「大丈夫ですか」
そう手を差し伸べられたのが出逢いだ。
配達のトラックが私の命を奪おうとしたというのは過言。だが轢かれかけた。
「おでこの傷、綺麗になってる……」
いづみちゃんが切なく呟く。
「……Aさ。
治ったから出てくとか、許さないからね」
さりげなく胸ぐらを掴んで無理やりにでも目を合わせてくる至さんが怖すぎる。
「出て行くなら、まつり縫い永遠縫いの刑に処す」
「どういうこと?!!」
そもそもどうして出て行くという話になっているのか。そんなこと1ミリも考えていなかった。
「責任放棄は良くないぞ?」
「臣くんまで?!」
何か、勘違いさせているようだ。
「勘違いさせてるならごめんね。出ていかないよ。出てけって言うなら別だけど、頼まれたことだし自分からは辞めたりしないから……」
「う、Aちゃーーー!!!」
そう言っていづみちゃんは抱きついてきた。
「う゛……くるしい……!」
いづみちゃんってこんなキャラだったの?
私が来てから崩壊してない?
「Aさん居てくださるんですね!よかったぁ〜〜……」
「咲也くん……」
「辞めちゃったらどうしようかと思ってました!」
屈託ない顔で笑う咲也くん。
なぜ皆がそんなに私が辞めるのだと勘違いしているのか。もしくは辞めてほしいのか。
「まぁでも、がんばるよ」
お世話係、続けるに決まってる。安定だ。
「……いづみちゃん、そろそろ離してもらっても」
「嫌かな。
しばらくAちゃん堪能しておく!」
きっぱり断られたので後は放置した。
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はゆー(プロフ) - そーちさん» あっあっ、ありがとうございます…!私には勿体無いお言葉です…!更新、お待たせしてしまい申し訳ございません…!皆無な脳みそひねってネタ出しして、がんばりますね! (2018年1月9日 17時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
そーち - とても面白いです。続き楽しみに待ってます。更新頑張ってください! (2018年1月9日 11時) (レス) id: 7dbd32ccfb (このIDを非表示/違反報告)
はゆー(プロフ) - まゆさん» ですよね!!ユニットソング各組しんどすぎて、それぞれ違った発狂になりますよね!(笑) (2017年11月29日 16時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
はゆー(プロフ) - 月美さん» わー…!!そのお気持ち、よく分かります…!!どの組も良いですよね!(*´`) (2017年11月29日 16時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - どの組もそれぞれの発狂する点があるから選びたくないですね! (2017年11月27日 19時) (レス) id: dd4c972d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆー | 作成日時:2017年10月7日 7時