33話。 ページ36
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今日。そう今日。
久しぶりに不幸事が起こった。
私はもういっそ、あれを不幸としないことにする。
「傷だらけ……何があったの？」
心配したように問う紬さんはまさしく天使で、彼に順を追って説明することにした。
「今日、珍しくテンションが高くて朝から早起きしたので２階の皆さんを起こしに行ったんです。起こし終わったのはいいものの」
そこからは察してもらいたい。
階段から落ちた。
「足とひじの青アザがそれかな。他のは？」
ひとつひとつ応急処置を施す彼に感謝が絶えない。
「ここの傷は、大学から帰る途中通り雨に降られて、傘もなかったのでコンビニに駆けたんです。入ったのはいいもののワックス掛けたてだったみたいで」
察してもらおう。
こけた。
「……。ここの擦り傷は？」
「人混みにもみくちゃにされて押されて転けて擦りむきました」
「あはは……」
呆れて苦笑する紬さんにとても申し訳なくなる。
「……痛々しい。
監督のためにも隠して」
「それ世話係としてどうなの」
「DV受けたみたいになってるじゃないすか」
「大丈夫だよ。我々はDV防止法によって守られているから。これらの傷はすべて不慮の事故」
「不注意の間違いでしょ」
今、心にも傷を負った。
ただし痛くはない。
「ちょ、まっ、至さ……、
エタノールぶっかけないでください！」
「早く良くなればいいね」
しみるしみるしみる。
それでもこの人は手を止めない。
「さぁAちゃん。これからは事故に遭わないように五箇条でも定めておこうか」
「……はい」
応急処置をしてくれた優しい天使な紬さんに言われてしまったので大人しくそう決めた。
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はゆー(プロフ) - ふーさん» わー…！すみませんお恥ずかしい…(笑)全然不躾じゃないですよ！指摘されないより間違ってるって哀れにされて無視される方が悲しいのでありがたいです。ご指摘ありがとうございました。直しておきます笑 (2017年9月15日 7時) (
レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - コメント失礼致します。大変申し上げにくいのですが、キッシュはお菓子ではなくフランスの郷土料理です。気になったので指摘させていただきました。不躾で申し訳ありません。 (2017年9月15日 2時) (レス) id: 1c93e14240 (このIDを非表示/違反報告)
はゆー(プロフ) - 唯さん» １度返信したのですがレスボタンを押し忘れていました（笑）ありがとうございます、そう言っていただけると励みになります！たるち推しですか…！やっぱり人気者なんだ…！もっと出そう…！（笑）コメントありがとうございました。まだまだ未熟者ですが頑張りますね＞＜ (2017年9月3日 22時) (レス) id: e0dbe52e99 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - 初めまして、この作品とても素敵だと思いました..! 至さん推しなので至さんがたくさん登場していて嬉しかったです..! これからも応援しています(*^^*) (2017年9月3日 14時) (レス) id: f51638b8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆー | 作成日時：2017年8月24日 15時
