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邪魔 ページ38

豪炎寺side


とてつもない邪魔が入った


せっかくAとデート(?)だというのに


いや、そもそもあの月色…いや、
蝶月Aとデートしてる事がおかしいのか…?←


俺がAに話しかけようとすれば、
帝国学園の佐久間が割って入ってくる


しかも、Aに見えないように
こっちを見て口角を上げている


…この野郎←


このまま何度も話しかけるも、佐久間に邪魔をされた



『………』


__________________


佐久間「今日は楽しかったぜ、A
また一緒に来ないか?」


『いいよ、じゃあ、今日は解散だな』


結局………一言も喋れなかった………


佐久間が帰ったが、Aは動こうとしなかった


豪炎寺「A?帰らないのか?」


『…来て』


Aは豪炎寺の手を引き、
再度さっきのスポーツ店へ入っていった


豪炎寺「A…?」


『これ』


Aが手にしていた物は、スパイクだった


『これ、修也、に、似合うと、思って…』


恥ずかしいのか、少し顔を赤らめながら
途切れ途切れに言葉を綴るA


『要らないなら別にいいが』


俺の好きな人が俺のために選んでくれたスパイク


そんなの


嬉しいに決まってるだろ…?


豪炎寺「ありがとう。
もちろん、買うよ」


『は?私が払うに決まってるだろ』


豪炎寺「は?いやいや、女子に払わせるのは…」


しかもAに……


『私からのプレゼントだ、受け取ってくれ』


真剣な顔をして言う


これにはさすがの俺も折れた



豪炎寺「じゃあ、これの色違いの…
このスパイク、俺からお前にプレゼントだ」


『!……ははっ、これは負けたな。
ありがたく受け取るよ』


こうして相手へのプレゼントを買い、
おあいこになった



それを店の外から見ていた者がいた


佐久間「…
(Aを送り届けるために戻ってきたら、何故まだ一緒にいる?
しかもお揃いのスパイクだと?
許せない…
”俺の”Aに容易く触れる貴様が許せない)」


その少年は、顔を歪ませて
豪炎寺修也を睨みつけていた

フットボールフロンティア開催→←怒り



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作者名:ハヲム@Murasaki | 作成日時:2022年3月12日 11時

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