歌い手なんてならなきゃよかった

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『わざわざありがと』


「いえいえ〜とにかくしっかり休んでね？」


『まふくんお母さんみたい』


「な⁉僕はお母さんじゃないよ⁉」


『分かってるよ〜w』


まふくんに別れを告げドアを開ける









『ただいま〜「A〜‼」


サッと横に避ける


案の定ドアに突っ込んで行く居候


「ひっどいな〜。一応お兄ちゃんなんだけど？」


『うっさいロリコン‼』


「違います〜志麻っていう名前があります〜」


そう。僕ゆずかは世間でいうシェアハウスをしてる


メンバーは浦島坂田船の皆と僕


奏多には反対されたが坂たんがいるということで良いかんじに収まった


本当坂たんいてくれて良かったよ〜









『と、その坂たんが見当たらないんだけど？』


「その坂たんって誰？『いちいち突っ込むな‼』


「坂田なら買い物いってるよ？」


『センラちゃん！』


「センラちゃん呼び、辞めよか？」


若干京都弁が混じった声


この家で安心する声第2位だ！
((ちなみに第1位は坂たん









『何の買い出しいってるの？』


「確か、ゆずちゃんの為に天月さんn『え』え？」


『それ、奏多に頼んじゃった』


「え⁉嘘ぉ⁉それめっちゃやばいじゃん⁉」


ロリコンが爆笑しながらいう


「と、とにかく！坂たんには秘密で」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ









何回かインターホンが鳴った後、鍵が開いた


『おかえり〜』


「ただいま〜！」


入ってきた人を見てセンラちゃんの顔が青くなる


まさか……という僕の予想は当たった









「そらるさんも渡すものあるんだって〜」


「お邪魔しま〜す」


見ると2人ともメート特有の青い袋を持っている


2人の様子からお互いまだ分かっていないみたいだ


「あれ？まーしーどしたの？」


坂たんが指差す方向を見ると志麻が気絶していた


ま、爆笑してた志麻を僕が蹴って気絶させたのだが


そんなことはどうでもいい









「まーしー食あたりして便秘気味だったんだ！」


センラちゃんがフォローする


センラちゃん。それ、フォローになってない


「ごめん坂たん。運ぶの手伝って？」


ナイスセンラちゃん！


今のうちに僕は奏多を……









「あ、でもゆずちゃんに渡すものが……」


『あ！坂たんありがと！後で貰うね』


出来る限りの可愛い声で坂たんに応じる


『奏多！行こ⁉』


「え？……はい⁉」


困惑している奏多を無理やり僕の部屋に連れてった

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