偽善者。【童磨】

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*

「その人から手を離してください」





男「あぁ？誰だテメェ」





「貴方のような人に名乗る名はありません。早く離してください」





嫌い





子供の頃からこういう男は大嫌い





自分の思い通りにならないと力ずくで解決しようとする





「だから余計に嫌がられるんじゃないですか？」





男「テメェ…今なんていいやがった」





「力ずくで解決しようとするから余計に嫌われるんですよと言ったのです」





男「ほう、言うじゃねぇか」





なら嫌でも反抗出来ないように躾ればいいだろ





そう言った男は私に標的を変えた





「今のうちに貴女は逃げてください！私は自分で何とかできます！」





今まで男に掴まれていた女性は





ありがとうございます





それだけ残して逃げた





男「威勢だけは立派だったようだがそうでもねぇみてぇだな！」




男がそう言って私の帯に手をかけた時





『やぁやぁ初めまして！そこの女の子大丈夫？』





声のする方を見れば





虹色の目と派手な髪色をした奇妙な男性が立っていた

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