俺はそこまで派手に育てた覚えは無ぇ

派手2 ページ4

いやぁきつかったのなんの

ようやく終わったよぉーー

やっと甘いもんたべれるぅぅ




宇「おい」


声のするほうを見れば青筋を浮かべた師範


『どうかしました？』


宇「どうかしました？じゃねぇよ、何勝手に稽古
終わろうとしてんだおめぇはよ」


やべ、サボろうとしてたらバレたわ


宇「そこまで派手にサボる馬鹿いるか普通」


『やっぱ派手柱の継子なんでねぇ…やること全て派手にいきますよ!!』


というか純粋にきついの！
もうほんっっとやりたくない！


宇「いつぞやの俺を越えるとか派手にドヤ顔してたバカはどこの誰の継子なんだかなぁーー(棒)」


うぐぅ、あったねあったね！そんな事ね！よく覚えていらっしゃるよ！


『いや、だ、誰ですかねぇー？あれじゃないですか？カナヲちゃんじゃないすか？』


宇「ほう？つまりお前は派手にしらばっくれるつもりか、いい度胸してんなおい」


『わかったよ！やるから！やるからちょっと待って！』


まぁ越えたいと思ってるのは事実だし、いつか隣で足でまといにならないくらい強くなって一緒に戦いたいとも思ってる


なんやかんや尊敬はしてるからね


『じゃあ一息つけたんで稽古しますか！師範！今日こそは負けません！！』


宇「いい加減勝てるといいな」


ボソッとまぁ俺に勝とうとか思ってる時点で無理とか聞こえてきた気がする


ほんとに超えてやるからな？









‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『花火の呼吸壱ノ型＿星玉』


音の呼吸よりも激しい爆発音を上げる


が


宇「まだだな！音は確かにでけぇが技そのものの精度を派手にあげねぇと当たんねぇぞ」


それなりの技出したはずなのに…

やっぱ柱は違うな

感心してる場合じゃないか早く追いつかないといけないんだから


そんなこんなをしているとお嫁さん3人がお菓子を持って来て一緒に食べようと声をかけに来た


宇「まぁ今日はここまでにしといてやるか」


『よっしゃぁ〜！地獄の稽古終わった！』


宇「さっき技出す時全集中常中止まってたぞ」


『げっ、気をつけます…』


自分じゃ気づかなかった

師範と稽古をしていると学ぶことがありすぎて困る


まだまだ私はやらなきゃ行けない課題があるんだと思い知らされる


『ほんとに越せる時なんか来んのか…？』


ちょっと弱気になったAでした

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