丗弐 ページ39
宇「そうか……なら良かった…」
思わず安心して涙が出てしまった
その間天元様は変な慰めをすることなく、ただただ私の頭を撫でてくれた
宇「落ち着いたか?」
『ごめんなさい……迷惑かけちゃって……だいぶ落ち着きました』
宇「ん、鬼殺隊に入った以上は他のやつを護らねぇといけねぇが俺はお前に死んで欲しくない」
『と言いますと…?』
宇「要するに無茶はするなってことだ。お前が死んだら守れるもんも守れなくなる。それは鬼殺隊員としてあっちゃいけねぇ、分かるか?」
『はい…』
宇「それと俺は家族には死なれたくねぇからな」
『え…家族?』
宇「俺にとって家族は嫁だけじゃない。継子のお前だって立派な家族だ」
『うぅ…グスッ』
あーあ折角泣き止んだのに…
宇「派手に泣き虫かよ笑」
『だってぇぇ、今まで家族なんていたことないからぁ……嬉しいんですぅ!ズビッ』
本当に嬉しい
鬼に家族を殺されて、天元様に拾われて、継子にはなったけど、
多分それだけの関係なのかなとか思ってたから
そう思ってもらえて良かった
『そうだ天元様!』
宇「?」
『これからはその、稽古中とかは…し、師範と呼んでもいいですか?』
継子になるまでお嫁さんたちの手伝いとかをして過ごしてた時期があったからその頃の呼び方をずるずる引っ張っていたけど
やっぱり稽古や任務の時と私生活は分けたい
宇「おれは名前呼びの方が派手に好きだったがな、Aがそっちの方が良いってんならそうしろ!」
『ありがとうございます!』
思いっきり笑った師範はさっきよりも強くわしゃわしゃと頭を撫でてくれた
『あ、煉獄さんはどこに行ったんですか?』
宇「煉獄ならとっくに帰ってるぞ。」
『え、いつの間に……』
いや、いなくていいんだけどそれが1番なんだけど
ずっといると思ってたからちょっとびっくり
ガラガラ!!
?1「大丈夫か!A!」
?2「名前ちゃぁぁぁん!!大怪我したってほんとかい!!?」
?3「おい!そこの大男!俺様と勝負しろ!」
ア「うるさいです!他にも患者さんは居るんですから!静かにしてください!」
?1「あぁ!すみません!(;´Д`)」
一体何事…
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流星群(プロフ) - マロさん» ありがとうございます!そこまで言って頂けるなんて…!伊黒さんend了解です! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 何度もすみません!全員っていうのは柱とかまぼこ隊(禰豆子を除いた)12人分ってことでしょうか?理解力無くて申し訳ないです! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 初めましてマロと申します。楽しく作品読ませて頂いております!! ヤンデレすきなので、この作品に出会えて嬉しいです笑 もし可能でしたら伊黒さんend等も書いていただけないでしょうか?可能でしたら是非ともお願いします! (2020年3月20日 13時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 分かりました!ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - アイさん» 了解です!ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流星群 | 作成日時:2019年12月12日 19時