もう、離してください

弐 ページ4

一応弁解はしたんだけど…

煉獄さん随分固まって私を見ている……
やっぱり怒らせてしまっただろうか
にしても動かないなこの人

『あの、すみません、私の顔に何かついてますか？』

煉「あ、あぁいや！すまない！そういうことではないんだ！」

やっぱり嫌われてしまっただろうか
あんだけ失礼なことを言ったらそうか等と考えていたら

煉「この少女は宇髄とどんな関係なんだ？」


『へっ？』

あまりにも間抜けな声が出た
何を勘違いをしているのか、というか何を思ってその言葉が出てきたのか、そしてあまりにも急すぎる


宇「あ？別にそんな関係じゃねぇよ。こいつは俺の継子だ。Aの使う桜の呼吸ってやつがド派手に綺麗でな！気に入ったんだよ！」

煉「そうか……」

宇「そういえばA、お前強くなりてぇんだよな？」


『え？あ、まぁもちろん、はい』


宇「だったらこいつに稽古つけてもらったらどうだ？こんな見た目でも炎柱やってるからな、強いぞ！」

天元様…私の知らないところでどんどん話が進んでいってます

煉「うむ！それがいい！ぜひ手合わせ願おう！」

でも柱の方がそう言ってくれてることなんて無いからいい機会だ
強くなりたいし是非稽古をつけてもらおう

『お願いします！！』









‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『はぁ…はぁ…』

宇「おいおいおいおい、こんなとこでへばってるようじゃァ鬼舞辻どころが十二鬼月も倒せねぇぞ？」

『まっ、まって、、疲れすぎて、、、それどこじゃ、ない、、』

強い、強すぎる
さすがは柱と呼ばれ鬼と戦ってきただけある強さだった
ってことは天元様もこんくらいってことか
え、柱やばくない？


煉「なかなかやりごたえのある戦いであった！A殿は強くなる！間違いない！」

宇「ったく派手に情けねえつらしやがって…まぁ今日の稽古はここまでだな」


こうして地獄の稽古は終了しました

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