もう、離してください

廿弐 ページ25

？「アァ？誰だぁテメェ」


露出度高い目を血走らせた人だ

そんな目でこっちを見ないで

ごめんなさいなんかしたなら謝りますから


し「不死川さん、Aさんを驚かさないでください」


し「Aさん、こちらが風柱の不死川実弥さんです。気性が荒い方ですがいい人なのでご安心を」

実「Aだァ？知らねぇなぁ、聞いたこともねェ」

煉「うむ！Aは宇髄の継子だ！不死川も話ぐらいは聞いたことあるだろう！」


不死川さんこえぇし煉獄さんうるせぇし
何なんほんと


ってあれ？
不死川さん腕から血流れてるけど大丈夫なの！？


『というか…あの…不死川さん腕……大丈夫ですか？』

腕を持ち上げようとすれば

実「ｯﾁ、いいんだよ気にしなくてテメェに心配される筋合いはねぇよ」

そう吐き捨てられて腕を振り払われてしまった

し「不死川さんはああいう方なんです。気にしないでくださいね。初めて会った方に優しくされる経験があまり無いようですから本人も戸惑ってるんだと思います。」

『あぁ…なんか…すみません……』

し「Aさんが謝る事ではありませんから、気にしないでください。では、次の方で最後ですね」


ん？なんか足りない気がする…けど

気のせいかな？


し「悲鳴嶼さん、悲鳴嶼さん」

悲「南無阿弥陀仏…南無阿弥陀仏…」


お経を唱えてらっしゃる

え？この方も柱ってことだよね？

強そうだけど柱って言われると…


悲「南無、胡蝶か…どうした…」


ずっと泣いてらっしゃる


し「宇髄さんの継子を紹介しに参りました。こちらが夕霧Aさんです」


悲「夕霧……よろしく頼む……」


『よろしくお願いします！えっと…』


悲「南無…悲鳴嶼行冥だ…」


『悲鳴嶼さん！これからお世話になります』


煉「うむ！これで柱は全員紹介したな！よし！帰ろう！」


いや、なぁんか忘れてる気がするんだよね…
なんだろ…んーっと……


あ！


『あの、冨岡さんは何処ですか？』

し「あ、忘れてました。すみません」

え、かわいそすぎる←おい


『冨岡さん！お久しぶりです！』


義「(会って無さすぎて)誰かと思った」

『まぁ久しぶりですからね』

相変わらず言葉足らずな人ですね
周りの人に誤解されません？

し「冨岡さんとAさんは知り合いでいらしたんですね」

『そうなんです。前に1度助けていただいたことがあったんです』

し「そうなんですね」

あの時は凄くかっこいいと思ったんだけどなぁ…

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