もう、離してください

拾玖 ページ22

それから数日後

今日は柱合会議があるので天元様は屋敷にはいない

那谷蜘蛛山に下弦の伍が出たらしい

今日はその報告と……



鬼を連れた剣士についてだそうだ



『鬼を連れた…か、炭治郎しかいないじゃん…』


そう、炭治郎の箱の中身は鬼


私はそれを知ってて黙っていた

『こりゃあ天元様にとんでもなく怒られるねぇ』

鬼殺隊、それは文字通り鬼を殺し人の安全を護る組織だ
その組織の一員である者が鬼を見逃すなど言語道断
切腹もんだ


『怒られるで済まない気がしてきた…最悪継子を辞めさせられるどころか鬼殺隊を追い出されかねないわ』


でも何故かそこまで嫌な気はしていない

あの鬼は大丈夫だ

そう思わせるほどに炭治郎は純粋な心を持っていた





ｻﾞｧーーー





『雨が降ってきた……』

傘を持って迎えに行こう

もう少しで柱合会議も終わるだろうから









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『…………………………』


迎えに行って驚き


『あんな柱いんの…』


恥ずかしながら私天元様の継子をやっておきながら柱全員が分かるわけじゃないんですよね


知っているのは数名

天元様、煉獄さん、しのぶさん、冨岡さん

この4人しか今は知らない

あとの方は名前だけは天元様から聞いた事あるぐらいの認識

それを今目の前にすると



まぁすごい



『天元様、傘もってきましたよ』

宇「おま、いつの間にいたの？派手に気づかなかったぞ」

『いつの間にっていうか今来たばかりですよ』

宇「そうか、お前もやれば出来るじゃねぇか」

そんなやり取りをしていれば

し「あら？Aさんではありませんか、今日はどうしたんですか？」

『天元様が傘を持っていくのを忘れていたようなので持ってきたところです』

し「そうなのですね、よくできた継子じゃありませんか。」


そうだ、といったしのぶさんは私に提案をしてきた


し「もしこの後お時間があれば他の柱の方にも挨拶をしてはいかがでしょうか？」

『えっ！？いいんですか！したいです！挨拶！』

これはなかなか無いチャンスだ

柱の方に挨拶だなんてするしかない！


し「では、私が案内しますね」


しのぶさんに連れられてお館様の庭へ入っていった









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リクエスト消化もうしばらくお待ちくださいぃぃ

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