じゃにーずやってます 2

夏バテ 1 ページ32

健人サイド




健人「無理ってなる前にちゃんと言えよ？」



A「……うん、」



今日はあの翔くんがMCを務める、日テレさんの某音楽番組 夏の特番。

俺らの出番は夕方だけど、
その後あるジャニーズメドレーにもありがたいことに参加させてもらうから、そのリハもあって入り時間は朝。


ツアーが終わったと同時に映画の撮影にクランクインしたAと久しぶりに会ったんだけど、
顔面蒼白だしどこか痩せた気がする。



マリウス「今日やっぱり休んだ方がいいんじゃない？」


A「大丈夫だよ、ありがとマリちゃん」



まだまだ俺らは若手グループだから先輩方に

挨拶に回らなきゃだし、

諸先輩方に可愛がられてるAは楽屋に着く頃には

もうフラッフラ。



風磨「出番まだ先だから寝とけ、後でちゃんと起こしてやるから。」



明日も撮影だと言いながら開きかけた台本を取り上げ、代わりにブランケットを渡す菊池に拍手…笑



「ごめん…ありがとう風磨くん」



本格的に動き出して来た24時間テレビ関連の仕事、
通常通りある雑誌の撮影に映画の主演、
おまけに受験勉強



聡「A大丈夫かなぁ」



勝利「Aのことだし何があっても絶対出るって言いはるでしょ…仕事無制限になったのは結構でかいかもね」




マリウス「だってぼくでもきついもん…」




風磨「お前なぁ…笑」




マリウス「だってこの後また大学行くんだよ？！困りウス！」




健人「わかったから！、静かにね？笑」




4月生まれのAはもう18歳だから仕事時間は無制限。

マリウスとAに合わせて組んでたグループ全体の

仕事や打ち合わせは全部夜に回せるようになった

ことで、日中は個人の仕事に打ち込めるように

なったから助かるっちゃ助かるんだけど…

現役高校生プラス受験生のAはかなりキツそう。




風磨「キャストもキャストだし、主演だしって、結構背負うもんがあるんじゃん？
後で2人になった時 聞いてやって、中島が一番わかるっしょ、気持ち的に。」




中島「…そうだな」




俺らの中ではいつまでもランドセルをしょってスタジオに入ってくるAだから…←


俺の経験がAの助けになるなら、いくらでも話すよ

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