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彼女が朝起きるとホームズはいなかった
突然すぎて意味がわからなかった
「おーい、ホームズ?」
家の中を隅々に探しても、彼がパイプをよくふかしている場所にもいなかった
「ホームズ!!いないの!?」
何故かはわからないが彼女の中には
これで戦いが終わったのだという安心感と一緒に心がぽっかりあいてしまったのを感じた
そこで目が覚めた
少し面倒くさそうな名探偵が彼女を見ていた
「呼ばれたと思って来てみれば、寝言かい?」
「あ、うん。そうみたい」
「僕を呼ぶなんて相当な夢だったらしいね、どんな夢だったんだ?」
「………忘れた」
「…そうかい」
勿論忘れたわけじゃない
あいつに伝えたら調子のりそうだ
でも他の思いもあった
名探偵に伝えたら本当に起こってしまいそうな、そんな彼女の勘だ
でももし、本当のことなら、私は引き止めたりしない
だってそんなの子供みたいだもの
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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