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ふわっとした浮遊感は一瞬のものではなく長く続いた
下をそっと見ると地面がどんどん遠ざかっていく
支えは隣の自称シャーロック・ホームズが握っている彼女の左手だけである
「どうだい?普通のお兄さんにこんなことできると思うかい?」
にやっとして彼女に問いかけると彼女は首を強く振った
「ああ、ああ、信じるとも…だが、あんた一体何なんだよ」
「言ってなかったか?じゃあ、改めて言わせてもらおう。
「あ、ああ、つまりは私はあんた、いや、名探偵殿の味方って訳ですか?」
「まあそうなる」
「わっかんねーなぁ…ま、いっか」
「あ、そうだ、私Aって言うんだ。何かあったら呼んで」
「いや、私が呼ばれる側なのだけれど」
「呼ぶってなんで?喧嘩なら大丈夫」
「殺し合いだぞ?まあ直接関わる訳ではいが…」
「え、死が関わってくるんですかね?」
「まあ監視が主だから…他の参加者よりかは少ないがね」
ひえー、と少し呑気そうな言い方で彼女は言った
「あ、今日はどうするの?家来る?私の家」
「じゃあお言葉に甘えて行かせてもらうとしよう」
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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