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彼は早速面白い事件がないか近所を散歩していた

近所のおばさんにきいてばかりいたが
内容は逃げた猫探しや仕事を辞めるときの手続きなど…彼が興味なさそうなものばかりだった

何件も訪ねて彼は少し疲れていた
次で最後と決めて声をかけた

「ごきげんよう、お嬢さん。何か困ったことは?」
「やだぁ〜お嬢さんなんて!何が欲しいのよ〜」
「いや、困ったことを聞きたいのだけど」
「困ったこと?そーねぇ…あ!そういえば!」
「なにかありますか!」

珍しく目を輝かせた

「隣のおじいさんがね、最近うるさいのよ」
「あーなるほど、」

急に目が気怠げになった
今までのパターンだとこの流れはだいたいつまらないのだ
ご近所トラブルはすぐ解決してしまう

「なんかうぎゃーって、気持ち悪くて言いにくいのよ…」
「ほお、前からですか?」
「前まではそこまでじゃなかったのよね〜最近よ、最近、キエーみたいな…」
「ほお…わかりました」

名探偵は予想がついた
面白くはなさそうだが骨は折れそうだ

噂の家へ行くと少しの叫び声に加え異臭がした

これは、と顔を顰め呼び鈴を鳴らした

予想通りと思い家へ入った
不法侵入なんかじゃ絶対ない

異臭の原因はゴミが溜まったせいらしい
カーテンが閉まっているのと言い、とてつもなく陰気な雰囲気だ

「だれかいるか?」

返事はなかった
人間の、という意味で

奇声のほうへ行くと人らしいなにかがいた
黒くどろどろしたそのなにかは彼に気づいたのか襲ってきた

「こういうのは得意分野じゃない筈なんだけど」

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設定タグ:FGO , シャーロック・ホームズ , Fate/GrandOrder   
作品ジャンル:アニメ
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鰐野郎 | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年3月12日 22時

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