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涼介side
一晩中車を走らせAを探し続けたけど、いなかった。都内はもちろん、埼玉にも...
今、横浜の海岸沿いで休息を取っていた。
嫌な予想がいつも頭の中に出てくる。
山「っだあああああくそ!!!あの野郎!!!」
ピローン
メール。差出人は......有岡大貴。
山「画像...?」
添付された画像には
山「...A...?嘘だろ...嘘だろ...?」
目を見開き、全身メッタ刺しにされた彼女。
俺はすぐに大ちゃんに電話をかけた。
プルルルル、プルルルル、プルルルル
有「あぁ山田ぁ...」
山「てめぇ!!!!今どこにいんだ!!ふざけんな!!!ふざけんなふざけんなふざけんなあああああ!!!!!!」
有「あはは...怒ってるぅ?怒ってるよねぇ...俺も怒り通り越して狂ったぁ...あはははははははっ」
山「今どこにいんだよ!!!A返せよ!!!」
有「俺さぁ、逃げるの手伝ったのにAったら、山田のとこに戻ろうってほざきやがってさぁ...さすがにキレたねぇ...」
山「......お前、狂ってる...!!」
有「逃亡生活の疲れもあってさぁ...山田には知られてない俺の実家まで来たのに...恩もクソもないって感じだねぇ...あはははははははっ」
狂ってる。こいつは。有岡大貴じゃない。
でも、Aが...
有「ねぇねぇ...今どこにいると思う?」
山「............」
有「海があってぇ、砂浜歩いてる...あ、観覧車...」
山「お前......まさか...」
有「あ、山田の車、あるじゃん...ひひっ」
砂浜を見ると、何かを持っている人影。それは次第にはっきりとしてきて、小柄な男性、若い人、
血塗れの洋服...包丁...
ドンッ!!
山「うわあああああああ!!!!!!」
ガチャガチャ、バンバンバンバンバンバン
有「山田ぁ...開けろよぉ...」
山「来んな!!来んじゃねぇ!!!!」
動けなかった。初めて震えを感じた。目の前には、俺の知らないもう一人の有岡大貴...
有「ふーん...じゃあ、こうしよっと...」
諦めてくれたのか、と思った。違った。
後ろから光が激しく、振り返るとそこには...車。
山「大ちゃん...!」
あいつ、俺を逆探知して車で...
有「しね。ははっ(笑)」
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チョコレートボール(プロフ) - すごい、面白いです!!更新楽しみにしてます! (2017年11月19日 22時) (レス) id: 894f6b208f (このIDを非表示/違反報告)
涼介くん 愛ing(プロフ) - 有岡くんこわ!! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 79f8666bcb (このIDを非表示/違反報告)
亜咲陽です。。。 - とても面白いです!!!これからも体調に気を付けて、更新頑張ってください┏○ペコ (2017年3月28日 14時) (レス) id: 79f8666bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:arimari | 作成日時:2017年2月27日 22時