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次の日、私は朝早く準備を済ませ東京駅に向かう。
平日のせいか人はあまりいなかった。
A「遅いなぁ...」
電子看板に載ってる到着時間と時計を見合いまだあと15分はある。
涼介から「9時22分には到着する」と早朝メールが届いてた。
...そんなことより、私は今日言ってやる。
まだ暴力出てないから今のうちだ。言うのは。
山「ただいま」
A「おかえり」
..............................
山「.........」
A「.........私達、うまくやっていけないのかな...」
山「...どうして?」
A「涼介、私のこと信じてくれてない...みたいだから...」
言葉は涙一粒ごとに想い溢れ、不安の波は高くなってく。
A「......そんなに縛りたい...?私を腫れ物扱いするみたいに...」
山「別にそんなんじゃない」
A「じゃあなんなのよ...(泣)」
山「...前にも言ったけど俺束縛激しいんだよ!」
山「六年前、Aが血まみれで倒れてるの見て以来俺は自分を憎んでる。愛する女一人ろくに守れないって」
前にも聞いた。けど、初めて聞いた内容も入っている。
山「だけど俺はどうしても忙しくなるし、いざと言う時に守ってやれない。Aには怖い思いも辛い思いもさせたくないんだよ!!」
A「...だったら、私の今の辛い思いもさせないでよ...(泣)」
山「......」
A「束縛されるのは苦じゃない。涼介がそれだけ私のこと大事にしてくれてるって分かるの!だけど!私、そんな弱い人間って思われてたのが辛いの!」
言いたいことが溢れ出てくる。
A「世間のバッシングに遭っても、引き裂かれても、私はずっとそばにいるって決めたの!負けないって!信じてよ!」
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チョコレートボール(プロフ) - すごい、面白いです!!更新楽しみにしてます! (2017年11月19日 22時) (レス) id: 894f6b208f (このIDを非表示/違反報告)
涼介くん 愛ing(プロフ) - 有岡くんこわ!! (2017年9月17日 13時) (レス) id: 79f8666bcb (このIDを非表示/違反報告)
亜咲陽です。。。 - とても面白いです!!!これからも体調に気を付けて、更新頑張ってください┏○ペコ (2017年3月28日 14時) (レス) id: 79f8666bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:arimari | 作成日時:2017年2月27日 22時