僕の元カノ (ページ10)

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10話ページ10

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起こすなら

なんなら特別びっくりさせてやりたい。

そろりそろりと忍ばせて

テヒョニヒョンの部屋のドアノブに触れる。

「起きろばか！」

TH「ああああっうるさいジョングガ！お前もばかだ！」

布団からものすごい怖い顔をして起き上がった

驚くよりもすごく怒っている。

怒ってる？よりテンション下がってる？

不機嫌なテヒョニヒョンを放っておこう。

TH「そーいえばAちゃんジフンとセルカ撮ってたね！」

や、放っておくはずだった。

「ヒョンも見たんですか」

TH「そりゃね？フォローしてるし？大事な後輩が映ってるし？」

しれぇっと俺がムカつくことを言う

寝起きからすごいですヒョンそこだけ褒めます

「それ以上言わないでください…!」

さっきスマホを投げて嫌な気持ちを放り出したはずなのに

また、むくむくと溢れ出す思いは

俺の心をかき乱す。

ドスドスと音を立てて階段を降りる。

JN「ジョングガ、テヒョナは？」

「置いて来ました！」

JM「うわ、すごい顔」

「いつもと一緒ですって！」

YG「ジョングガ怒ってる」

「怒ってないです」

いつもの席に座り

ジンヒョンの作ったご飯をかきこみ始める。

相変わらずうまい

この美味しさは安定。

NJ「おいテヒョナ何ジョングガ怒らせてるんだよ」

朝からハンサムな顔して階段から降りてきた

俺の天敵テヒョニヒョン。

寝起きと違ってイケメンだなおい。

TH「怒らせてないよー」

「チッ」

JN「え、舌打ちしたけど」

おっと、気持ちが溢れた。

おさえろ

おさえろ

TH「Aちゃんがジフンとセルカ撮ってたの教えたらこうなった」

JM「え」

テヒョニヒョンの一言に視線が俺に集まる。

ジンヒョンなんか口開いてるし

ユンギヒョンなんて珍しく俺をガン見してるし

もう、

「あああっテヒョニヒョンのばかっ！ばか！」

恥ずかしくて死にそう。

これじゃまるで俺があいつを好きみたいじゃんか。

そんなわけない

だって思い出にも残らなかったやつ

そんないま好きだなんてあるわけない。

HS「まさか…ジョングガ…」

「何も言わないでください」

YG「まじか」

「ヒョンも何も言わないで」

TH「え、なんでみんなちょっとにやけてるの？」

さすが4次元

ここだけは恨んでやる。

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