僕の元カノ (ページ38)

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38話ページ38

JM side

静かな扉の向こうにノックをして

ドアノブを握った。

ふわっとジョングガの匂いが広がる。

相変わらずうちのマンネは

布団にくるまって

顔を出すこともなく寝ている。

「ジョングガおきて」

ゆさゆさと揺らすものの

無反応なジョングガ。

「朝ごはん全部食べられちゃうよー」

JK「それはやだ起きる」

何事もなかったかのように起き上がり

支度をし始めた。

その間にキョロキョロ辺り見回す。

やはりポツンと置いてあるタオル。

あの日の夜ジョングガが届けに行くはずだったもの。

Aちゃんとの連絡はついていなくて

タオルを急ぎで届けることもなく

ただあの日からそのままだった。

JK「ジミニヒョンどうかしたんですか？」

「あっ、ううん」

JK「ヒョンこそ目が覚めてないんじゃ？笑笑」

「そうかも。笑笑」

タオルから目をそらすと

不思議そうな顔をしたジョングガ。

JK「僕がヒョンの分食べちゃいますよ？」

「やーそれは困るな笑笑」

さっきのタオルは見なかったことにしておく。

TH「あー！グガ！俺の！」

JK「ヒョンが食べるの遅いからです」

TH「味わってたんだよ！」

JK「でも、僕のになりました」

TH「でもっ、でもっ！」

いつもと変わらない朝。

タオルが届けられなかったということで

何かが変わることはなかった。

YG「テヒョナ譲ってやれよヒョンだろ？」

TH「でもっ」

JK「そーだそーだ」

TH「じゃあ、ユンギヒョンのくださいよ…」

YG「俺は関係ない！」

なにも変わらなかった。

ステージの上も

宿舎の生活も

ただよーくみれば

ジョングクは凛とした雰囲気をまとっている。

ネット上でも

armyたちは

ジョングクが大人になったとか

凛としたとか

美しくなったとか

そんな話題をあげていた。

僕らの小さな変化に

すぐに気づくようになった。

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