僕の元カノ (ページ35)

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35話ページ35

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JM「あれ、このタオル…」

YG「きっとあいつのだろ」

JH「うちのメンバーがこんな可愛いタオル使う人なんていないしねー」

YG「や、一人いる」

白い手が指差す方は

ピンクのパーカーを羽織った

ジンヒョンだった。

JN「なに、俺の話してるー？」

JH「そうだ、いたわ…」

JM「でもピンクじゃないから…」

JN「ねー聞いてるー？」

YG「そうだなピンクじゃないからAのだわ」

ジミンの手にある白地にカラフルな模様がついたタオル。

明らかにうちのメンバーが使うものではなかった。

YG「ジョングガ、これ届けに行ってこい」

「や、え、でもこんな時間…」

YG「まだ7時過ぎだぞ」

「迷惑かもですしまた今度でも…」

JM「困ってるかもよ？」

すごくこの場の圧をかけられ

ふわふわのタオルを受け取った。

TH「えーなにジョングガ出かけんの！？」

「出かけるっていうか忘れ物届けに」

TH「俺もいく！」

RM「まって、ヒョンとお話ししてたよね？え？」

「だめですテヒョニヒョンはいけません。」

TH「え！なんで！？」

YG「うるさいから？」

TH「わ、ヒョンひっど、」

ユンギヒョンがテヒョニヒョンと

話出してくれたおかげで

俺はその中を抜け出した。

微妙に明るい空のいろ

なぜか今日は薄気味悪く見える。

ヒョンにおすすめされて買った靴を履いて

Aの住むマンションに向かう。

大きいマンションに

そろりそろりと近づく。

誰かいるかなとか

ファンに見つからないからとか

少し警戒しつつも

エレベーターのスイッチを押した。

エレベーターの階の表示が途中で止まった。

やばい

誰か降りてくる

エレベーターの周りは

運悪く隠れる場所はなかった。

そして今日にかぎって

フードが付いてない私服を着てしまってる。

チンっ

最悪な音が聞こえて

エレベーターに乗ってる人を見ないように

ふるえながら目をそらした。

「あれ、」

聞き覚えのある高い声

恐る恐る振り向く

「ジョングク先輩じゃないですか…」

顔を上げるのは避けたかった。

名前を呼ばれたからには仕方がない。

「ジフン…」

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