僕の元カノ (ページ32)

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32話ページ32

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コトンと小さく置かれたマグカップの中には

あつあつのココアが注がれていた。

あれ、これってテヒョニヒョンのじゃ？

RM「ゆっくりしてってね？」

「わ、ありがとうございます！」

さっきと違う服装のAは

どこか落ち着いていて

雰囲気がガラッと変わっていた。

髪の毛も綺麗に編み込まれてる。

「俺勘違いしてた」

「うん…」

「俺がAに怒鳴りつけてる時ジフンが来たでしょ？」

「あ、そうだったね」

「その時にジフンはAは僕のものだって言ったんだよ。」

鮮明に覚えてる

力強い眼差しで俺を見て、

そのままAを連れ去っていったこと。

Aは泣いているだけで

振り返ることすらなかった。

「あ、あれはジフン君の嘘だよ!」

「うん、さっき知った。」

「え？」

「俺が勘違いしたのはそれだよ」

あれ、こんなこと言ったら

俺がAが好きってばれちゃう？

え、いいかたかえたほうがいいのかな

や、もういっそのことばれてしまってもいいかもしれない。

誤魔化すことなんかできなそうだし。

「そ、そっか…」

「えっ、何で泣くの…！？」

大きな瞳に

たっぷりと溜め込んだ涙は

限界を迎えたのか流れ出している。

「だって、やっとちゃんと話せたから、

あーあ、私があの時に誤解を解いてれば…」

「あんな怒鳴ったんだから何も言えなくなるのはしょうがないよ俺こそごめん。」

しんみりとして

お互いの気持ちがわかったところで

ココアをひとすすりした。

TH「Aちゃーん夕飯どうす…どうして泣いてるの！？」

「い、いや、あの」

TH「まさかジョングガが泣かせたのか！？あ！？」

「違います違います！」

JN「何だと！？」

「えっ、」

HS「大人しく捕まれジョングガ！」

「や、ひょん、まっ、」

TH「Aちゃん、こっちにおいでジョングガ危ないよ」

「や、ジョングク君のせいじゃ…」

テヒョニヒョンに連れられて

部屋の隅っこに行くA。

そして俺はヒョン達に馬乗りされている。

何でこんなことになったんだか。

そしてまた少し半泣き状態のA。

あーまた俺怒られちゃうよ。

JM「夕飯食べてかない？」

「えっ、悪いですよ」

JM「ジョングガのお詫びだと思ってね？」

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