僕の元カノ (ページ23)

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23話ページ23

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TH「ジョングガー」

「何ですかヒョン？」

TH「さっきAちゃんにあったよ」

「…そうですか」

おとといテヒョニヒョンに泣きついてしまった。

声を出して大泣きした僕を

優しくずっと抱きしめてくれていた。

嫌いになりたいといったばかり

Aの話をしたくないといったばかりなのに

テヒョニヒョンはやはり4次元なので

堂々とそんな話を持ちかけてしまう。

憎めない。

TH「体調不良俺かと思ってたらしいけどさ、ジョングガって伝えたら…」

耳を塞ぎたいんだけど

やっぱりAのことだと

少し気になってしまうのが本当のところ。

TH「すごく心配してたよ、」

「は、」

心配してた？

男がいるのに？

嬉しいなんて思っちゃいけないんだ

Aには彼氏がいる。

期待しちゃいけない。

わかっているのに

恋心は消えないまま俺にまとわりついてる。

もう苦しいって

離して欲しいって

何回もお願いしているのに離してくれない。

「そーですか。」

TH「うん、ごめんね聞きたくなかったよね」

「知ってて何で言うんですか、ヒョンは意地悪なんですか」

TH「少し慰めたくて」

「そんなんじゃ慰められないです…」

TH「ジョングガのこと気にしてるってわかったら元気になるかなみたいな…？」

「そんなんじゃなりません…」

そもそも男がいるんだから

いなかったら多少は喜んでた。

「あいつには男がいるんだから…」

TH「え？」

「なんでもないです…ヒョンは今日もかっこいいですね」

TH「ジョングガもかっこいいぞ♡」

あっという間に惑わされるヒョン

胸元が大きく開いたワイシャツを着て

透明感ありありのヒョンはどこまでもかっこいい。

JM「ジョングガメイクしてもらってきな」

「はぁい。」

これまたかっこよくなったヒョンに背中を押された。

ちっちゃいのに存在は大きい。

JM「今ちっちゃいっていった？」

「いいえいってません！」

ジミニヒョンは地獄耳かな

明るい鏡の目の前で

今日も変わらない自分の顔を見る。

多少前より顔色が悪い。

何日も寝てたからかな。

SF「ファンデーションつけますね？」

手先の器用なスタッフが

スポンジを持ってファンデーションを肌に叩いた。

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