僕の元カノ (ページ2)

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2話ページ2

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YG「これ、さっきのお礼」

真っ白な腕から差し出されたのは
僕の大好物バナナキックだった。

「ありがとうございます！」

水を買っただけなのにお礼をくれるなんて

だからユンギヒョンは憎めない。

SF『順番来るのでソファーで待っててくださーい』

ソファーの前には大きなテレビがあって

今パフォーマンスしてるのは誰かとか

順番の確認をいつもここで行う。

でもだいたいヒョンがやってくれるから

僕はスマホゲームでもしてよ。

HS「出た！」

TH「この子やっぱり超かわいい…」

NJ「最近有名だもんなー」

ヒョン達が釘付けになっているテレビ画面を

ちらっとゲームから目を離し見てみる。

整った顔。

色の白い肌。

大きい目。

あれ、どっかで見たことある。

「俺この人にさっき会った」

ばっと鋭い視線がグサグサと刺さる。

一番怖い顔をしてるのはテヒョニヒョン。

TH「どこであったの？」

「さっき水買いに行った時に」

TH「俺も行けばよかった…」

「落としたペットボトル拾ってくれた。」

HS「はぁぁあ！？おいまじか！」

「まじです」

JM「会話したってこと？」

「そりゃ、短いですけどしましたよ」

JN「いーないーな！」

聞くだけ聞いて視線をまたテレビに戻す。

そんなに有名なのか？

俺知らなかったけど。

NJ「おーいもういくぞ」

JM「ジョングガ行こう」

スマホゲームをきって

重いブーツをつけた足で廊下へと出た。

ぞろぞろと7人には狭い楽屋から

ステージ裏へと足を進める。

やっぱりヒョン達カッコよすぎ。

オーラというオーラが放たれまくってるし。

こんなヒョン達と一緒にパフォーマンスできて幸せだなって毎回身に感じてる。

JN「いい匂いするお腹すいてきた。」

喋ったら台無しだけど。

「ヒョンステージ終わったらバナナキック半分こしましょ」

JN「うおっまじ！？」

「まじです」

JN「楽しみだなー」

armyでいう大食い王子は

バナナキックのために

ステージを頑張るそうです。

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