僕の元カノ (ページ1)

今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:458,868 hit

1話ページ1

______

TH「ジョングガー喉乾いたー」

やっとメイクをしてもらった後
テヒョンにグイっと背中を掴まれた。

「自分で買ってくればいいじゃないですかヒョン。」

TH「面倒くさいんだもんマンネ行ってこい♡」

本番前だと言うのにヒョンはのんびりで
しかも飲み物すら買いに行こうとしない。

YG「ジョングク俺のも」

HS「俺のもー！」

JN「おれのもー」

「えっ…ヒョンまで…」

ヒョンの圧に負けてお財布を受け取り本番衣装のまま廊下に出た。

広い廊下の突き当たりに大きい自販機が数台並んでいたはず。
結局はメンバー全員の分を買うことにする。

ほら、俺って優しいでしょ？
(本当は何回も行きたくないから)

いつもの水を合計8個買う。

何回も同じボタンを押してずっと自販機とにらめっこしてるなんて
遠くから見たら変な人に見られても仕方ないよな。

スタッフからの痛い視線がグサグサと刺さってます。

水滴のついたペットボトルを腕でなんとか抱えて

楽屋に向かいたいものの

限界があるよね

もう転げ落ちそう。

せめて人通りの多い道から外れたところで落としたい。

と、気を抜いた瞬間に

ボトボトとすごい音でペットボトルが床に流れ落ちる。

人がいないところで落とせたのはラッキーだと思おう。

「はいっ」

可愛い声が頭上から降ってくる
少し目をあげると白い腕に俺の落としたペットボトルが握られていた。

「あ、ありがとうございます」

控えめにそれを受け取り

またさっきの状態で立ちあがり目を合わせる。

白い肌をして長いロングの髪大きい目。

ドレス着てるってことはこの後ステージかな。

俺には見たことのない顔。

先輩かな。

「じゃあ、失礼します」

と、白い歯を輝かせながら笑って
その人は通り過ぎて行った。

JM「おーいジョングクー大丈夫か？」

「あ、ヒョン」

楽屋から顔を出したヒョンは

半分持つよとペットボトルを三本持ってくれた。

ついでにドアを足でおさえてもくれた。

TH「ありがとジョングガー」

「もーつぎはヒョンがいってくださいね」

TH「わかってるって！」

YG「さんきゅーな」

「いえいえいつもお疲れ様ですヒョン」

TH「待って俺に当たり強くない！？」

・