すきなのに (ページ18)

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17話ページ18

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ひどく暑かった。

でもどこか寒かった。

焦って開いた目の先には真っ白な天井だった。

点滴が私の腕に痛々しく刺さっていた。

母から病室で告げられたのは

『手術受けなければならない』

ただその一言だけだった。

私がなんの病に晒されて

なんで倒れてここにいるのか

それは告げられないのに

手術を受けるただそれだけの一言だった。

寿命宣告されるほどなのか

私はもう一生テヒョンの傍にいられないのか

何もわからない何もわからなかった。

着々と痩せ細っていくのを感じる。

そんな日々に飽き飽きしてる。

私は空白になったかのように
一に戻りつつあった。

思考が正しくないことはもう私が一番わかってるから

『っ、はぁ、はぁ……』

今も病院から逃げ出して走っている。

もう辛いも何も感じられない。

どんどん記憶が消えていってしまうのなら私には何が残るのだろうか。

なんの病か告げてもらえないこの恐怖から

私はいつ

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『開放されるの？』

ユンギヒョンの部屋から出た後の記憶はどこに行ったの？

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